『卒業生には向かない真実』(ホリー・ジャクソン)

 読み終えて呆然としてる。一作目の『自由研究には向かない殺人』のときは、のんきに「爽やか青春ミステリ」などと言っていたけど、トリロジー完結編の本作でここまで来るとは思わなかった。

 最初の「犯人」の見当がつくのにそう時間はかからなかった(4割くらい読んだあたりだったかな)ものの、その後がとんでもなかった。
 主人公に対する読者の愛と信頼が終始試されるから感情がぶんぶん振り回されるし、一方でトリックの穴にも目を光らせないといけないから頭も使いっぱなし。これから取りかかる人は、すごくハードなスポーツに取り組むときのような覚悟を決めた方がいいかもしれない。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です