6年間の早起き弁当作り生活が終わった

まだ登校日は何日かあるものの、高3の子供がこれから自由登校期間に入るため、5時半起きの弁当作り生活は実質的に終了となる。
仕事しながら、6年間よくがんばったぞ私。

これからいろんなものが終わって、新しいものがいろいろ始まるのだろう。来年の4月に私は何を思っているだろうか。

「月夜の夏目」と「星めぐりの歌」

 アニメ『夏目友人帳 漆』第8話は、「月夜の夏目」だった。主人公の夏目貴志と友人の西村悟の友情の機微を描く、原作でも大好きなエピソードだ。

 とあるきっかけから、夜ごと西村を訪れるようになる「夏目」が鼻唄を歌うシーンがある。原作では何の歌か明らかにされていないのだが、アニメでは、宮沢賢治の「星めぐりの歌」が当てられていた。BGMでも「星めぐりの歌」のバリエーションが終始優しく寄り添っていて、それがとても美しかった。

あかいめだまのさそり
ひろげた鷲のつばさ
あをいめだまの小いぬ
ひかりのへびのとぐろ
オリオンは高くうたひ
つゆとしもとをおとす

アンドロメダのくもは
さかなのくちのかたち
大ぐまのあしをきたに
五つのばしたところ
小熊のひたひのうへは
そらのめぐりのめあて

「星めぐりの歌」(『宮沢賢治全集 3』 ちくま文庫)

 この歌は本来、「ひろげた (お)鷲のつばさ」「ひかりの (お)へびのとぐろ」「さかなの (お)くちのかたち」のように、はっきりと「お」を入れて賢治さんは歌っていたのだと、昔、長岡輝子さんの朗読会で教わったことがある。長岡輝子さんは、賢治と同時代に同じ盛岡に暮らしていたことがあり、賢治作品の朗読を続けていた俳優である。
 そして、今回のアニメエピソードでも、「夏目」役の神谷浩史さんは、しっかり「お」を入れて歌っていらしたのだ。

 さりげない演出だが、それだけでも、夏目の姿を借りて、かりそめ西村の前に現れた妖に、かつてこの歌を「よく唄ってくれてた」「頭をなでてくれた」その人の姿が生き生きと浮かび上がってくる。妖がその人と会えなくなってから過ぎた年月と共に。

 ところで、『夏目友人帳』の別のエピソードで、はっきり「星めぐりの歌」が出てくるものがあったと記憶しているのだが、すぐに思い出せない。読み返して思い出したら追記しようと思う。

このブログで人気の記事

そういえばと思ってGoogle Analyticsをちょっと確認してみた。過去12ヶ月間で人気の記事トップ10[1]ランディングページはこんなかんじ。

1位:「芸能人」からの迷惑メールコレクション
2位:トップページ
3位:WordPressブログをActivityPubに対応させる
4位:not set(なにこれ)
5位:三途の川の渡り方問題
6位:映画『鬼太郎誕生 ゲゲゲの謎』(ネタバレあり)
7位:X(旧Twitter)アカウント削除したので、過去のツイートログをWordPressに移した話
8位:読み返し『斜陽日記』(太田静子)
9位:SNSログサイト(WordPress)にMastodonの過去投稿をインポートしました
10位:『失楽園』とか『愛の流刑地』とか

1位の迷惑メールは、とにかくもう毎日かなりのアクセスがある。まとめ記事って需要あるんだー、と思った。
3位のActivityPub対応も安定して人気。
5位の人気が謎なのだけど、誰と一緒に三途の川を渡るか興味がある人は、常にいるらしい。
6位の鬼太郎、8位の斜陽日記、10位の失楽園、そしてここには挙げていない11位の関心領域など、感想系の記事にも需要があるようだ。
斜陽日記は個人的に気に入っている記事なので、読んでいただけてとてもうれしい。

検索からいらしたついでに、その他マイナーな記事もいろいろ見てくださる方も多く、書いててよかったなあと思う。開設から、なんだかんだ4年近く経つ。今後ともどうぞよろしくお願いいたします。

References
1 ランディングページ

久しぶりに手帳を買った

日常の記録やスケジュール管理は、公開・非公開共にwebでやってしまうし、手で書きたいものはノートにしてしまうので、ここ数年手帳を買っていなかった。
のだが、コロナ禍シフトが終わってあちこち出歩くようになり、そうそういつもPCを持ち歩いていたり、スマホを出せる状況でなかったりもするので、久しぶりに手帳を買ってみた。

1日1ページというほどでもないけど、毎日ちょこちょこいろいろ書きたいので、週間ブロックで。
表紙デザインもページデザインも気に入ったので、マトカさんのにした。レインボー箔カメレオンかわいい。
https://item.rakuten.co.jp/elcommun/wk-52-/

海外4カ国の祝祭日表記(UK, US, FR, CN)が地味に嬉しいかもしれない。

今シーズンのワクチン接種完了

11/15(金) インフルエンザワクチン
11/16(土) 新型コロナワクチン6回目(コミナティ)

予約なしでワクチン打ってくれる施設が近所にいくつかあるの助かる。

抗体価の持続性を考えると、レプリコンワクチン(コスタイベ)が魅力的なのだが、打ってくれる施設が見つからなかった。検索すると、「レプリコンワクチンを打った方お断り」を標榜する美容院等ばかり引っかかってくる。
コスタイベは1バイアル16人分だから、飛び込みの自費接種に対応しづらいのだろう。それこそ職域接種してくれたらいいのに、とも思うが、わたしの職場でも「もうコロナワクチンはいいや、高いし」という声がちらほら聞かれるくらいなので、需要がないのかもしれない。確かに高い。コロナワクチンは1万6千円で、インフルエンザワクチン4千円と合わせて一人2万円が飛んでいった。

さて今回のコロナワクチンは、接種前体温36.2℃、接種後50分の体温36.0℃。
4回目までは必ず38℃を超える副反応の発熱があったが、前回(5回目)のときは、記録上最高で37.6℃だった。
さて今回はどれくらい熱が出るかな。

中国旅行記(杭州・上海)

 中国の杭州で開催されたAIPPI年次総会に行ってきました。

 会議やミーティングの内容については、業務上知り得たことなのでここには書きません。貴重な経験をたくさんさせていただいたので、パワーアップしたわたしと我が勤務先にお仕事いただければ、経験を生かしたお仕事ができると思います。

 ここでは、初めての中国訪問の感想など。

準備編
 金盾対策で、VPN対応のWiFiを日本で借りて持っていきました。現地空港で飛んでるWiFIを見る限り、周りの旅行客は、グローバルWiFiか「イモトのWiFi」(エクスコムグローバル)がほとんど。わたしは後者を借り、SNSもGoogleも、何の問題もなく使えました。自分のiPhoneとPCを朝から夜までつなぎっぱなしにしていても、WiFiの充電は半分以上残っていた感じで、モバイルバッテリーは使いませんでした。

 中国ではほぼ現金が使えず、オンライン決済(モバイル決済)の手段が必須とのことだったので、AlipayとWeChat Payのアプリを入れ、それぞれ違うクレジットカードを登録しておきました。

 今のところ、中国への渡航にはビザが必要です。ビザの申請についてはこちら→中国ビザ申請してみた – Going Pollyanna

初日~移動編~
 羽田から上海虹橋空港、地下鉄で高鉄駅(上海虹橋駅)、からの高速鉄道(高鉄)で杭州に行きました。

 
 地下鉄の切符を買うとき、さっそく噂のモバイル決済にトライ。タッチパネルの路線図で目的の駅を選び(漢字文化圏ありがたい)、切符の枚数を入力して、アプリで決済するだけ。ポトン、ポトン、と切符が落ちてきたときは、同行者と思わず歓声を上げてしまいました。

 高速鉄道はまるで新幹線で、とても快適でした。スナックと飲み物のサービスがあってびっくり。

初日~ホテル・会場到着編

 杭州、未来都市なんじゃが~?!

 走ってる車はぜんぶ電気自動車だし、未来感がすごい。
 2016年のG20杭州サミット開催を機に、急速に発展した地域とのことです。

 ホテルのスタッフは簡単な英語であれば対応してもらえましたが、少し難しくなると、音声入力の翻訳(通訳)アプリを活用されていました。AlipayやWeChatのアプリにも翻訳機能がついていて、使ってみようとわたしも試みたものの、音声翻訳は最後までうまくいかず。次に訪中するときまでになんとかしようと思います。

杭州滞在編
 とにかく会場が広かった……。

 部屋から部屋へ移動するだけですごい運動量。一日平均1万4千歩くらい歩いていました(自分のApple Watch調べ)。

 西湖の夜のショーも見せていただきました。G20開催の際、VIPの皆さんに披露されたのと同じショーだそうです。

 土地とマンパワーの圧倒的な豊かさが伝わってきました。マンパワー豊かすぎて、4羽の白鳥も5×4羽の白鳥に。
 おもてなしとは、国威発揚とはこういうことか、と唸りました。

上海お散歩編
 再び上海に戻った最終日前夜、少し時間があったので、歴史的な建物が立ち並ぶ延安中路あたりをお散歩しました。

 上海展覧中心

 静安寺

 上海蟹(よっぱらい蟹)

 ホテル

 ホテルの近くはフランス租界っぽさも残りつつ、少し歩くだけで、繁華街も楽しむことができました。もっとゆっくり来たい!

 

 

241101

 自分の人生は遊びだと思っている。少なくとも大部分そう思えるように生きている。

 だから、わたしが楽しく遊んでいるところにやってきてくれる人は、一緒に楽しく遊んでくれる人がいい。わたしが作ったおもちゃを奪いに来たり、自分の方がうまく遊べるとアピールするために関わりに来てほしくない。
 わたしのおもちゃを横取りして自分が作ったみたいに自慢したり、わたしの遊び方をバカにするような人とは関わりたくないので、そういう人が来たら別のおもちゃで遊び始めることにしている。

 でも、そういう人たちは、わたしが別の遊びを始めると、今度はそっちの方が楽しそうに見えるのか、また邪魔をしに来るのである。あれはいったいなんなのだろうか。小学生で時が止まっているのかな。