一日じゅう雨降り。静かでよかった。
ちょっと子供と話すのに、久しぶりに藤原正彦『数学者の言葉では』を取り出した。
高校時代、進路と勉強に悩んで行き詰まっていたとき、数学の恩師にいただいた本で、その後も壁にぶつかるたびに読み返した思い出ぶかい本だ。
最近の藤原正彦先生とは思想的に相容れない部分が多くなってしまったが、今読んでも、この本の「学問と文化」の章、特に「学問を志す人へ − ハナの手紙 − 」は胸に迫るものがある。と同時に、襟を正さずにはいられない。
リングフィット5分。
Mastodon (mstdn.jp) Mastodon (fedibird.com) Mastodon
一日じゅう雨降り。静かでよかった。
ちょっと子供と話すのに、久しぶりに藤原正彦『数学者の言葉では』を取り出した。
高校時代、進路と勉強に悩んで行き詰まっていたとき、数学の恩師にいただいた本で、その後も壁にぶつかるたびに読み返した思い出ぶかい本だ。
最近の藤原正彦先生とは思想的に相容れない部分が多くなってしまったが、今読んでも、この本の「学問と文化」の章、特に「学問を志す人へ − ハナの手紙 − 」は胸に迫るものがある。と同時に、襟を正さずにはいられない。
リングフィット5分。
すっかり寒くなって、秋はどこへ、という趣。
今日は在宅勤務。
お昼にテレビをつけたら、教育テレビで芝翫さん親子の『お江戸みやげ』(先代芝翫さん没後10年追善)をやっていて、途中からだったけど最後まで全部見てしまった。
芝翫さんといえば立役の印象が強いが、今回演じられたお辻さんはこよなく優しくて素敵で、こんな女性がいたら憧れてしまうなと思った。副音声の解説では、勘九郎さんの横顔が七代目に本当にそっくりになってきた、といったお父さんらしいコメントもあり、胸が温かくなった。舞台でお辻さんが七之助さんの坂東栄紫にかける「いい役者になってくださいよ」という言葉、淡い恋心を抑えきったお辻さんの大きな愛と、芝翫さん自身の親心が、溢れんばかりに込められていたと思う。
ふと覗いたTwitterで、「女史」という言葉の差別性が話題になっていた。震源地を深くは追っていないが、たまたま見かけたのは、「女史」は敬称であって差別用語でもなんでもなく、それが通るのであれば(*差別用語だと言うのなら、の意だと思われる)この世の「女」とつく言葉のすべてが差別用語という事になろう、という趣旨のツイートだった。
「女史」という言葉が、今では概ね、女だてらに偉そうに幅を利かせている女、といったニュアンスの揶揄を含んで使われていることくらいは、さすがにそこそこ共通認識なのじゃないか。
実際、「女史」という言葉は、性差別的な表現(女性を特別視する表現や、男性側に対語のない女性表現)として記者ハンドブックにも挙げられているとのことで[1]Sayaka Chatani on Twitter: “ちなみに、「女史」は性差別の例としてあげられるほどの差別表現として、記者ハンドブックに挙げられています。 … Continue reading、これを敬称だと言い張るのはよほどの無知か悪質な詭弁だろう。
男性側に対語のない女性表現だからこそ差別用語であるわけだけど、むりやり似たような例を挙げるなら、「大先生」といった表現を、まったく揶揄を含まない敬称だと言い張ることはできまい。
それでも「女史」は敬称だと言い張る人には、これから先、貴様のことをずっと大先生と呼んでやるわバーカ、くらいは言ってやりたいかな。
わたしもときどき「女史」をつけて呼ばれることはこれまでにもあったが、いい気はしなかったし、むしろその度にちくちく傷ついていたように思う。
可愛げがない女と言われようが、偉そうに幅を利かせていると思われようが気にするな、言いたいやつには言わせておけ、自分だったらそんなことは気にしないけどな、みたいなアドバイスもいただくのだけど、それをありがたいと思ったことはない。
近寄りがたくてチャーミングでない人間のように揶揄されるのは、わたしにとってはつらいことだったし、そんなことをつらいと思っていては、進歩的な女性としての資格はない、みたいに(特に同性から)決めつけられるのはもっといやだった。
「男だったら泣くな」みたいな規範が、”女だてらに” 行動する女にも押しつけられるのがいやだった。
揶揄されることにいちいち傷ついていてはやっていけないような世界などクソ食らえと思っている。
今日はリングフィット17分。腹筋ローラー10回×3セット。
今日の昼は、豚肉の生姜焼き、にんじんステーキ(皮むいて4つ割りにしたにんじんを、にんにくと塩胡椒とオイルでじっくり焼いただけ。めちゃくちゃうまい)。
今日の夜は、Kit Oisixの鍋キットで鶏肉と野菜の白味噌鍋。
Twitterのタイムラインで見かけてビビビっと来た。
アクセ大好き女子高生の瑠璃が、もう自分で水晶採りにいっちゃうもんね、と出かけたフィールドで、大学院生の凪と出会い、鉱物の魅力にとりつかれていく。瑠璃ちゃんかわいいし凪さんかっこいいし、科学/研究者要素満載で大好物のやつだった。1巻読んですぐ2巻も買っちゃった。
「その先も知りたいと思った その続きを見るために自分が関わりたい
だったら誰かの手足になることを第一希望にするな いつまでも “借りた目” でものを見るつもりか?」
『竜とそばかすの姫』で引っかかっていたというのは、「アンベイル」(正体を暴く)問題。
『竜とそばかすの姫』では、仮想空間「U」で暴れ回る「竜」というアバターが登場する。あまりに凶暴で迷惑な存在であるため、「U」世界の自治警察組織も「竜」を追い、一般のアバターたちも「竜」の正体を知りたがっている。
主人公の少女・すずは、なぜか「竜」に対して敵意は抱かず、むしろある種のシンパシーを感じている様子で、「竜」に近づこうとする。
物語が進むにつれ、「竜」は深い心の傷を抱えていることがわかり、同じく傷を抱えているすずと心を通わせ始めるのだが……というのがあらすじだが、「竜」に対して執拗に、あなたは誰? と問いかけ、その心に踏み込もうとしていた主人公・すずと、単に好奇心や敵意から「竜」の正体を暴こうと(アンベイルしようと)していた自治警察やその他大勢のアバターたちとの違い(もしあるのならば)が、ずっと引っかかっていた。
さんざん考えたけど、やはり、「竜」とすずの関係が結果的にうまくいったのはまったくの僥倖であるとしか思えず、すずと他のアバターたちとを決定的に区別する要素が、少なくとも関係づくり初期の動機づけ段階ではどうしても見つからない。
すずは主人公だから、観客が感情移入できると同時に憧れも抱けるような人物として描かれているが、作品全体を素直に見れば、修辞でもなんでもなく、彼女は偶然主人公になってしまっただけのただの一般アバターの一人にすぎないし、表面的に対比されている大衆の醜さや冷酷さをすべて備えていることがよくわかる。
細田監督が意図的にそのように作っているのだとすれば、美しい音楽と映像や巧みなセリフの構成に釣られて「感動的」「心温まる」といった賛辞を寄せるに違いない一定の層に対してなかなかイジワルだなと思う。
逆に、細田監督が心から、すずは特別な存在で、彼女の行動も賛嘆されるべきものだと考えて作っているのだとしたら、それはちょっとしたサイコホラー並に怖い。
折しも、野党攻撃で人気を集めていたTwitterアカウント「Dappi」が、自民党を主要な取引先とする法人が運営しているものらしいという話題で、ネットが騒然となっていて[1]野党批判を繰り返すアカウント「Dappi」の運営法人?自民党支部や国会議員が取引、政治資金収支報告書などで明らかに、 「#ネトウヨDappiの正体を追え」というハッシュタグもできているところ。
資金源を明らかにしないプロパガンダは民主主義の敵だと思っているので「Dappi」を擁護する気は毛頭ないが、それとは別に、わたしにとって好ましくないアカウントの正体をアンベイルしたいという気持ちが生まれたとき、その感情の根幹については自覚的でいないと怖い。
わたしにとって好ましい相手についても同じことで、気になる相手の正体をアンベイルしたいと思う気持ちは、どう糊塗しようとも、美しい「だけの」ものにはなり得ないはずだ。
今日は午前出勤、午後休暇。
ひとさまが働いているときに休暇をいただくと、2倍速でHPとMPが回復する気がする。
今日の昼は、退勤後直帰でつくった焼きそば。
今日の夜は、鶏もも肉と野菜のグリル。すりおろしにんにくと塩胡椒とオールスパイスと白ワインでマリネした鶏もも肉を鉄鍋でざっと焼き付けて取り出し、同じ鉄鍋でざっと炒めた野菜(たまねぎ、じゃがいも、しいたけ、なす)の上にマリネ液と共に乗っけてオーブンにin、焼き上がったら、バルサミコ酢と砂糖と醤油で雑につくったソースを回しかけてサーブ。ちょっとびっくりするほどおいしかった。
緊急事態宣言が明けて、再開してくれたお気に入りのお蕎麦屋さんでお昼。
お蕎麦大好きっ子の中3、大歓喜。
休日のお昼に外でお蕎麦食べられるって、それだけで幸せだねえとしみじみ言い合った。コロナ前はこれが当たり前だったんだと思うと、改めて日常のありがたさが身に沁みる。
池袋に出て、もうすぐ37年の歴史に幕を引く東急ハンズ池袋店へ。棚がスカスカになりつつあり、さびしさが募る。
関数電卓など買った。
SEGAはもう9月で閉まっていて、この通りも変わりつつある。既に新型コロナ検査センターとかもできているけど、これもまたすぐなくなるかもしれない。今日の東京の新規陽性確認数は、今年最少の60人。
グランドシネマサンシャインで『竜とそばかすの姫』を見た。
ストーリーに言いたいことは山ほどあるけど、音楽と映像がよかったのですべてよし。オペラとかミュージカルみたいに、ストーリーを細かく追求するものではないジャンルだと理解。そのわりに細田守作品らしく、ざらっと消化しきれないものが舌の上に残る作品ではあった。
後光が差しているような雲だなあと見上げていたら、柳家小三治さんが亡くなったとの速報がスマホに。
あの雲の上にいらしたのかしら。
夜はイサキの塩焼きと、白菜と油揚げの味噌汁。
繁忙期しんどい。
昨日は夕方5時くらいに一度、そして夜中の10時半すぎに大きな地震が来てびっくりした。
夜中の地震は、わたしのいるところだと震度4とのことだったけど、近隣の地域では震度5弱〜5強のところもあったようで、久々の強い揺れ。緊急地震速報の音はやはりとても緊張する。
定期試験終わった子供が、解放感と共にいろいろ本だの漫画だのを入手してきていて、わたしもおすそ分けで『チ。』第5集を借りて読ませてもらった。
異端とは何かを知ろうとするノヴァクを突き動かしたのも、C教とは生き方だと思うと叫んで散った修道士の背を押したのも、知であり、そして知だけではなかったろう。
夜は金ローで地上波初劇場版『今日から俺は!!』見た。
LIFE! と銀魂が昭和で同窓会してるみたいな映画で最高に楽しかった。わたしの中の育ちの悪さと良さがいい感じに甘やかされて肯定されるのがヤバい好き。寅さん見てるときと似てるかも。
今日の昼は、マグロフライとアジフライ、小松菜と油揚げの煮浸し。
今日の夜はピザ。
見た。
カレン先生まさかそんな経緯で。
ヒロ先生輝きすぎでは。でもそこはかとなく鬼モードを想起させる感じでとてもいいです。好き。
今日の昼は、Kit Oisixで酒米リゾットと根菜温サラダ。
今日の夜は、豚汁(下茹でした豚バラ、大根、にんじん、里芋、油揚げ、ねぎ、しめじ)とごはん。
読み終わった。
なんとも分類し難い作品。愛と自然と博物学と切ないミステリ。最後まで読んで、この愛おしい主人公のことを自分は何ひとつ理解していなかったのだとわかる。もう一回読まないと。
ミュージカル『CITY HUNTER』-盗まれたXYZ-
ショー オルケスタ『Fire Fever!』
見てきました。
彩風咲奈さん、こんなに歌のうまい冴羽獠がいたら命がいくつあっても持たない。最高だった。銀橋Get Wildソロとかマジか。
どういうふうにストーリーをまとめるんだろうと思っていたけど、CITY HUNTERのおいしいところぎゅぎゅっと詰め合わせみたいな見事な演出。
LEDスクリーンを活かした美術も、新宿の街の空気感を出すのにはこれ以上なくハマっていたのでは。ちょいちょい当時の宝塚公演の広告が出てきたり、アイドル雑誌『明雪』(雪組さんなので星が雪になっている)の広告が出てきたりするので油断がならない。
ラスト、かっこよすぎて、声にならない悲鳴が客席のあちこちから聞こえた気がした。
ショーもパワフルで繊細で、瞬きするのももったいないくらい。
ドン・ジョバンニパロディで笑っていたら、その後もたくさんクラシックの名曲アレンジが惜しみなく投入されて大サービスにもほどがある。
火の鳥につながるブランカのお話。久城あすさんが静かに歌い出した瞬間、鳥肌が立った。雪組さんはほんとにみなさん歌がうまい。
今月も忙しくて緊張が続くけど、元気をいただきました。ありがとうございました。
『3月のライオン』16巻読みました。
大好きな人たちのおいしいエピソードが隅から隅までぎっしりと、まるで作中のジグソーパズルのように詰まってる。
今日の昼は、アイナメのカレー粉焼き、キャベツとエリンギのコンソメケチャップ煮。