読んだものとか見たものとか

  • 自粛度の指標(的なもの)

     みんながそろそろ自粛ムードに入ってきたかな、とか、逆に自粛ムード明けてきたかな、みたいなことを知る指標としては、通勤電車の混み具合とかがわかりやすい。
     ほかに、きわめて個人的な身の回りレベルの指標としては、勤務先ビルの女子トイレの混み具合というのがある。

     あったのだが。

     ここ最近、通勤電車がこれだけ混んでいるというのに、あんまり女子トイレが混んでいない。昼休みの歯磨き場所取りも余裕だし、午後3時に行列もできない。
     勤務先ビルの人たちはまだ警戒しているのか。それとも、あまり考えたくはないが、テナントが撤退しているのか。
     さすがに緊急事態宣言が解除されれば、もう少しわかりやすい影響が出ると思うので、しばらく状況を見てみたい。

     その代わりというか、それに加えて最近目立つのは、自宅の郵便受けに入ってくるチラシの増加だ。
     ここしばらくは、1日に1枚もチラシが入ってこないこともザラだったけど、ここのところはコンスタントに、1日1枚どころか、1日に複数業者からのチラシが何枚もポスティングされてくる。
     少しずつ経済活動が復調し始めている、のだといいな。

     今日の東京の新規陽性確認数は154人。ついに半年ぶりに200人を下回った。
     

     コロナ禍の中、支えになってくれたのが、「スマイル」(森七菜さんバージョン)。
     「もうすぐだね 長かったね 早くスマイルの彼女をみせたい」という一節が沁みるなあ。

     悪くてあと数年は警戒しないといけない状況が続くかもしれないけど、少しは思い切り笑っていい日がもうすぐ来るかも。がんばろう。

     今日の昼は、茹で塩鮭、こんにゃくと油揚げとネギの煮物、わかめごはん、
     今日の夜は、Kit Oisixで豚肉の味噌焼き、けんちん汁。

  • 21/09/27

     出勤。通勤電車の混雑はすっかりコロナ前に戻ってしまった。混んでる電車キライ……。

     昨日の夜、ふと思い立って、映画『ミッドサマー』を見てみた。グロ描写は大の苦手なのだが、最近、『進撃の巨人』とか『ゴールデンカムイ』とかで、少なくとも2次元であればだいぶグロ耐性ができてきたこともあり、せっかくの話題作にちょっと挑戦してみようと思ったのだった。

     家族を巻き込まないようにひとりで見たので、こわさを紛らわせるためにTwitter実況で騒ぎつつ、そしていつでも止められるようにリモコンの終了ボタンに指をかけつつの視聴。ときどき目をそらしながらも、なんとか最後まで(R+15版)見ることができた。

     音(音楽も含む)と映像がめちゃくちゃ緻密に計算されて作られてる一方で、脚本はけっこうツッコミどころが多いなと感じた。そんな小学生の自由研究みたいな博士論文の書き方ある? みたいな。
     グロシーンは確かに気持ち悪かったけど、全体的に心に来るような怖さはなくて、よーし怖がるぞとサイコホラーを期待していたわたしとしては、ちょっと拍子抜け。後から知ったのだけど、アリ・アスター監督自身がホラー映画じゃないよと言っていたそうなので[1]「ミッドサマー」はホラー映画じゃない? 真意をアリ・アスター監督が明かす : 映画ニュース – 映画.com、これは単にわたしの期待の方向性が間違っていた。
     この映画で起こる怖いことの大部分がドラッグに起因するものだということがわかりやすくて、怖さの理由に謎がないところが、サイコホラー感が希薄だった理由だと思う。向精神作用のある物質が含まれる何かを口にしたら、普段見えないものが見えたり、普段しないことをしてしまいました、というだけの、この上なくわかりやすい因果。サイコホラーであれば、もう少し人間の心理そのものの底知れぬ怖さみたいなものが描かれている方がわたしとしては好みだ。

     ちょっと感心したのは、恋人のクリスチャンが他の女性と性交しているところを目の当たりにしたダニーが号泣し、それにホルガの女性たちが同調して、不思議な号泣のハーモニーが盛り上がっていくシーン。
     ダニーの号泣はとても特徴的で、オープニングでは、家族が無理心中したことを知ったダニーが、長く長く引っ張り、大きく息を入れて、また長く長く引っ張るように泣き続ける声が、タイトルバックにずっと流れている。
     その後、ダニーはなかなか心ゆくまで泣くことがないまま、ストーリーが進む。泣きたくなってもトイレの中で声を抑えて耐えていたりするのが痛々しい。
     それが、恋人の行動によって堰を切られ、特に親しくもない女性たちの集団催眠のような精神作用の共鳴によって盛り上げられて、いつ果てるともしれない号泣として流れ出す。わたし自身はなるほどなあと思ってしまって、カタルシスとまではいかなかったけど、これですっきりする人も多そうだと思った。
     このシーンに至るまでに、美しい協和音が泣き声のような不協和音にスライドしていくようなBGMがいくつも使われて、ダニーが抱えていた不安をずっと演出していたのもうまかった。

     それにしてもやっぱりドラッグはヤバい。知らない人からよくわからない飲食物をもらったらダメだ。

  • 負けないイカロスになる – 『批評の教室 –チョウのように読み、ハチのように書く』(北村紗衣)を読んだ

     本や映画や舞台について自分が書く感想文が、どうにも稚拙で、てんでなってないなという自覚はずっとあったものの、この歳になるまできちんと批評理論を勉強してこなかった。
     わたしの中に、クリエイターの方が批評家よりエラいでしょ(だから創作の方に力を入れるべきでしょ)、みたいな、これまた幼稚な偏見が抜きがたくあったのと、あとは単純に怠惰だったのがその理由だ。

     しかし、批評理論と創作理論は互いを補完しながら進んでいくようなところがあるし、今どき優れて息の長いクリエイターはほとんどこれらの理論をすさまじく勉強しているものだ[1]以前見に行ったNARUTO展で、岸本斉史先生の勉強の軌跡を見て衝撃を受けたこともある。
     「頭でっかち」をバカにしたり、そうなることを怖れる前に、そもそもからっぽな頭をどうにかすべきだった、と遅ればせながら反省して、まずは「批評理論入門―『フランケンシュタイン』解剖講義 」を買ったものの、なかなか手が出ずに、ずっと積読になっていた。

     そうこうしていたら、今月、表題の新刊が出た。『お砂糖とスパイスと爆発的な何か』がとてもエキサイティングでおもしろかったので、これならひとまず手が出るだろうと読み始めたら大当たり。
     精読する→分析する→書く(+実践編)というシンプルな構成で、各段階をどう進めていくのがいいか、とにかく具体的に書かれていて助かる。読み進めていくだけで、もう半分以上できてる気になっていくので、さえぼう先生は人を乗せるのがうますぎる。
     これで自分も融通無碍・縦横無尽にいい感じの批評が書ける翼を手に入れた、どこまでも高く飛んでいけるぞ、とイカロスのような錯覚に陥りそうになるのだが、さえぼう先生はとんだダイダロスなので、その点は気をつけた方がよさそう。
     さらさら読めてしまうけど、実はけっこう重要な注意事項もしっかり強調されている。辞書を引く、事実を正確に認定する、たくさんの作品に触れる、みたいな忠告を無視して調子に乗りすぎると、たぶん蝋で固めた翼が溶け落ちて墜落することになるんじゃないかと思う。

     とはいえ、イカロスの飛行とは違って、素人の批評一発で死ぬことはまずないはずなので、飛び出さないよりは何度も軽やかに飛び出して、自分の翼を改良していった方がいいはずだ – 「勇気ひとつを友にして」。
     さっきはダイダロス呼ばわりしてしまったけれど、その友にもなってくれるような一冊だと思う。

    References
    1以前見に行ったNARUTO展で、岸本斉史先生の勉強の軌跡を見て衝撃を受けたこともある。
  • 涼しい

     今日の最高気温は24度で、向こう1週間の予報もそんな感じ。暑さ寒さも彼岸まではほんとだった。

     漫画読んだりピアノさらったり。
     Netflix先行配信のアニメ『ブルーピリオド』1話も見た。素人目にもとても美しい色彩で、瞬きするのも惜しいくらい。若手声優さんたちの演技が爽やかで素敵だった。
     もう若者たちを見守る年齢と立場になっているはずなのに、こっそり勇気づけられてしまう大好きな作品。アニメも連載も今後がさらに楽しみ。

     今日の東京の新型コロナウイルス新規陽性確認数は382人。先週の862人から480人減という劇的な減少ペースで喜ばしい。
     やっぱりワクチンの効果はすごいと改めて思う。まだワクチンの供給が不十分な国や地域にも早く届きますように。

     今日の昼は蕎麦(出前)。
     今日の夜は餃子パーティー。

     9時からテレビで鬼滅の刃無限列車編ノーカット放送なので、さっさとお風呂に入ってこよう。心を燃やせ!

  • 『智恵子飛ぶ』を読んだ

     台風14号が本州にも来るらしい。東京に来るのは(そのときには温帯低気圧に変わるらしいが)週末になりそう。
     今日は涼しいが、どんよりした曇り空だった。ここのところだいたいどんよりしているので、そろそろ青空が恋しい。
     
     ここ数日読んでいた『智恵子飛ぶ』(津村節子)を、今朝読み終わった。
     高村智恵子のことが気になっていたのは高校生の頃だったから、大学生になった後に出たこの本は読んでいなかった。

     わたしが結婚したとき、わたしも夫も研究を仕事にしていた。苦しくても手を携えて乗り切っていけるだろうと能天気に思い描いていたほど、その結婚生活は簡単ではなくて、それ以来、研究者どうし、芸術家どうしが共棲みするという生活のあり方はずっと関心の対象であり続けている。

     もっとも、若かったころは、見聞きするエピソードがどれも、女性であることによって妻に突きつけられる理不尽さをあからさまにし、直接的にわたしの感情を揺さぶってくるようで、なかなか冷静には向き合えなかった。
     米沢富美子さんの『二人で紡いだ物語』など、もちろん感動し、勇気づけられはしたものの、それにも増して、どうして妻ばかりがここまで家庭のすべての労苦を背負わなければならないのか、そのことが当たり前のように語られなければならないのか、という反発をより強くおぼえた記憶がある。

     高村光太郎・智恵子夫妻について、高校卒業以来、あまり深入りしなかったのも、冷静さを失うのが怖かったからかもしれない。

     最近は、(家事育児以外に)仕事を持っている者どうしが一緒に暮らすことで生じる相克と懊悩について、自分の個人的な感情をいったん脇に置いて考えられるようになってきた。研究者を辞めて、別の職業人として歩んできた自分のキャリアがそれなりに長くなったからでもあるだろうし、つい先日、萩尾望都さんの『一度だけの大泉の話』を読んだことも大きい。[1]同志がひとつの家に住むということ – Going … Continue reading

     そして今、出会った『智恵子飛ぶ』である。

     智恵子の人生についてのもっとも簡潔で明晰な要約としては、光太郎の『智恵子の半生』がある。また、高村光太郎・智恵子夫妻の伝記的小説の筆頭には、佐藤春夫の『小説 智恵子抄』が挙げられるだろう。しかし、いずれも夫側(光太郎側)の視点から書かれたものだ。[2] … Continue reading

     翻って『智恵子飛ぶ』は、智恵子の目と心に寄り添って書かれている。
     作者の津村節子さんはあとがきの中で、「同じ屋根の下に棲む芸術家夫婦の中に深く立ち入るようになったのは、物を書く男と共に暮すようになってからである」という問題意識を述べている。作家の吉村昭さんを配偶者として長年生活を共にしてきた津村さんならではの視点だ。

     光太郎が
    「彼女の一生は実に単純であり、純粋に一私人的生活に終始し、いささかも社会的意義を有(も)つ生活に触れなかった」
    と削ぎ落とし、
     佐藤春夫が
    「自分の拙劣な絵はいっそあきらめてしまって、家事に尽くし、光太郎の努力に協力してその彫刻を完成させるのこそ美術に尽くすことだと智恵子は考えたらしい」
    と朗らかに決めつけた智恵子の人生と心の動きを、津村さんはていねいに掬い取る。

     親からも弟妹たちからも一目置かれ、何かと頼りにされて、家族のために運動し、こころを砕く智恵子。
     文展落選に傷つき、ふたたび意欲を奮い立たせて太平洋画会へ勉強に行こうとするも、深い心の傷と病と貧困に蝕まれ、意欲を失っていく智恵子。
     病に苦しみながら、『女性』誌に強い意志のこもった投稿を寄せる智恵子。

     いささかの社会的意義をもつ生活にも触れなかった?
     自分の拙劣な絵はいっそあきらめた?
     そのような智恵子像は、この『智恵子飛ぶ』からは全く読み取れない。
     極めて強い意志とヒリヒリするほどの才能をもった女性が、現実生活の中で、しかも目も眩むような才能とチャンスに恵まれた愛する人との生活の中で、ひたすら努力し、あがき、疲労し、摩耗していくのである。
     その過程はすさまじく残酷だが、津村さんの筆致は決して同情的でウェットなものではない。津村さんご自身が、才能に努力を積み重ね、たくさんの仕事を残してきたひとりの女性として、そのようにあり得たかもしれない智恵子を見いだそうとし、結果としてそうはなり得なかった智恵子を、あくまで対等な視点から見いだしたからこそ描き出された姿なのだと思う。

     この智恵子の後ろに、何万人、何百万人の智恵子たちの姿を、わたしたちは容易に想像することができるはずだ。

     そして今日もわたしはごはんを作り、仕事をする。
     昼は、アジの竜田揚げ、卵焼き。子供の弁当にはプラス、冷食の切り干し大根の煮もの。
     夜は、Kit Oisixで、カレイのごま衣焼き、たまご入りポテサラ。

    References
    1同志がひとつの家に住むということ – Going Pollyanna
    いわずもがなではあるが、才気溢れた女性クリエイターたちがひとつ屋根の下で生活する話と、その後の話である。
    2佐藤春夫は「また或る時は光太郎となり、或る時は智恵子となり一人二役の演技で俳優兼舞台監督のような仕事をしているのである」と無邪気に述べているが、徹頭徹尾光太郎の視点からしか書かれていない。
  • 2021/09/12

     洗濯したりテレビ見たりゲームしたり雑誌読んだり。
     してたら、あっというまに日曜日が終わってしまう。週休3日ほしいなあ……。

     先週から始まった仮面ライダーリバイス、やたらといろんな過去ライダーへのオマージュが盛り込まれてるのが気になるものの[1] … Continue reading、普通におもしろいので今週も見た。初見でエェェェ、と思ったスーツもだいぶ見慣れた。

     FGOのサマイベ、ようやく追いついた。ダ・ヴィンチちゃんのセリフがいちいち意味深で、近々彼女との別れが来てしまうのではないかと読めてしかたがない。旅の終わりまで一緒にいてほしいのに。

    『本の雑誌』2021年10月サンマ高飛び号、特集「定年後は本当に本が読めるのか!?」が気になって購入。
     まだ、体力的にも精神力的にも全然読めるけど、いかんせん目が。小さい活字の文庫本がキツくなりかけてて、このまま衰えてったらどうしよう……と若干不安になっていたところだったので。
     いろんな先輩方のお話を読むに、まあそれほど心配することもなさそうでホッとした。電子書籍が心強い味方なのはわかる。Amazon様にbanされないような行動を心がけないと。
     それはそれとして、あまり目に頼らないような趣味の底上げもしとこうかなと思い始めた。ピアノとギターもがんばりたいし、将棋とか数学も。

    References
    1先週のオープニングはクウガっぽかったし、バイスタンプシステムはガイアメモリっぽいし、やたらよくしゃべって実体化して戦う悪魔はイマジンっぽいし。今週は、主人公にごめんなさいしないと戦わせてもらえない相棒悪魔・バイスがモモタロスっぽくて、「お前の羽を数えろ」とかいうセリフはまんまWの決めゼリフ「お前の罪を数えろ」だった。
  • だいぶ進んだ

     予想どおり大変だけど、明日午後の早いうちまでにはなんとかなりそう。

     この仕事は、いつも科学の最先端に触れていられるのが楽しいところのひとつだと思う。技術や法制のキャッチアップは日々しているが、プロならみんなやってることだから、ことさらに「勉強」と呼べるほどのものではない。でもそれが楽しいのだから、向いている仕事とは言えるのだろう。ありがたいことに。
     しんどくないかといえばそんなことはなくて、いろんなスケジュールがタイトで制御しづらいのはしんどい。常に未来を見ている仕事だと言い換えれば、耐えられる……か、な……? 
     いちばんつらいのは責任の重さだろうか。自分の行動が即、お客様の権利に直結してそれを左右する。これから先、ずっとこのつらさと共に生きていくのかと思うと、ときどき押しつぶされそうになる。なんとかうまいこと楽しく発散しつつやっていきたい。恐怖を克服することが生きるということだってDIO様も言ってたし。なにより働かないと食べていけないしね。

     『自由研究には向かない殺人』(ホリー・ジャクソン、服部京子 訳)読み終わった。
     イギリスの女子高校生・ピップが、死んだ友人に被せられた罪は冤罪ではないかと疑い、その謎の追求を自由研究のテーマにする。友人の弟とバディを組んで調査を進めるうちに、容疑者や関係者として身近な人たちがどんどんリストアップされていって……?  という疾走感あふれる青春謎解きミステリー。
     研究倫理が気になる向きにはおすすめしないけど、主人公のピップとその相棒・ラヴィがひたむきでまっすぐで爽やかで魅力的。現代を生きる若者を取り巻く話題もてんこもりで、一気に読んだ。

     今日の夜は、Kit Oisixの豚キムチ、小松菜とトマトのナムル。

  • まだまだ雨

     夜には雷も。

     昨日子供に借りた『営繕かるかや怪異譚』を読んで過ごした。怖いけど切なくて美しい物語ばかり。
     家の間取りや造作が鍵になることも多くて、想像するのが楽しい。間取り図好きにはたまらない。

     夕食は、アカハタの清蒸と枝豆。電鍋2段づかいちょう便利。

  • 今日も雨

     まだまだ雨予報が続いている。秋の長雨? にしては少し早いのでは。
     お昼頃、菅首相が自民党総裁選に出馬しないというニュースが流れて大騒ぎ。総裁の任期満了に伴って、首相を退任するというどんでん返し。政治まったくわからん。

     一日中ひたすら仕事。
     このところ、特許庁の特定の審査部に電話すると、いつも同じ方が受けてくださるのだが、受付専門の方か、それともいつも出勤されている審査官がいらっしゃるのか。いずれにしてもこの状況でいつもありがとうございます。あと、審査官の皆様との連絡がスムーズになってとても助かってます。

     昼は、牛コマとしめじとネギの焼き肉のタレ炒め、なすとピーマンの焼き浸し。
     夜は、ローストポーク、キャベツと豚肉の重ね蒸し。フライパンでざっと両面焼き目をつけた豚かたまり肉(スーパーであらかじめスパイス等が振ってあるやつ)をオーブンに突っ込んで15分間焼いてる間にご飯鍋でご飯を炊きつつ、電鍋の内鍋にざく切りにしたキャベツと豚肉とを交互に入れていって水と白出汁ちょろり、オーブンが終わったら電鍋スイッチオン。その間に風呂。上がったらすべての料理ができあがっている。最高か。

     明日(4日)が土曜なので、ジャンプSQは今日が発売日。
     ワートリ、「A級評価」「諏訪さん」「ほわすみー」。諏訪さんにはもう一生ついていきたい。かくのごとき上司でありたい。
     小野不由美さん原作『営繕かるかや怪異譚』、おもしろいなー、と言っていたら、子供が秒で原作の文庫版を自分の本棚からもってきた。
     『怪物事変』、このところの花楓の処遇と夏羽たちの葛藤がとても気になっていたのだけど、今月は、その葛藤の本質が丁寧かつドラマチックに解剖されていく、小さな(大きな)クライマックスのような回だった。とても重要な回だったと思う。この上なく理不尽で残酷な敵が数多く登場してきた作品だけど、その理不尽さや残酷さと、我々はどう向き合っていくのか。今後の展開次第で、これまでの敵たちの存在意義がもう一度見直されるまであるかもしれない。
     

  • ゴールデンカムイざんまい

     無料開放されてたゴールデンカムイ一気読みしてた週末だった。残酷描写耐性が鬼ヨワいので、今まで食わず嫌いで読んでいなかったのである。
     このところだいぶ強くなってきたし、もうだいじょうぶかな、と手を出したらおもしろいのなんの。
     イテテテテ……となるところはできるだけ薄目でサーッと読むようにしつつ、一気に最新話まで追いついた。
     海賊さん、石田彰さんの声しか聞こえてこないなと思っていたらあっというまに(そういうところも、らしいかもしれないが)。
     最終章最後まで見届けたい。