久しぶりの雨

 一日じゅう雨降り。静かでよかった。

 ちょっと子供と話すのに、久しぶりに藤原正彦『数学者の言葉では』を取り出した。
 高校時代、進路と勉強に悩んで行き詰まっていたとき、数学の恩師にいただいた本で、その後も壁にぶつかるたびに読み返した思い出ぶかい本だ。
 最近の藤原正彦先生とは思想的に相容れない部分が多くなってしまったが、今読んでも、この本の「学問と文化」の章、特に「学問を志す人へ − ハナの手紙 − 」は胸に迫るものがある。と同時に、襟を正さずにはいられない。

リングフィット5分。