つぶやき

  • 2部6章

    がんばって進め中。

  • 2021/11/30

     先週から、服薬の回数を1日3回に増やしている。明らかに聞こえが改善しているので、やはりちゃんと飲むべきだった。耳鳴りとのつきあいが長いと、外の音を頭で適当に補完して聞き取ることに慣れてしまいがちなのがよくない。今、耳はめちゃくちゃ静かなので、これを正常な状態としてちゃんとおぼえとかないと。

     夜になって雨が降り出した。
     あつまれどうぶつの森の島は、なんと初雪。

     うちの近くにも喫茶ハトの巣つきの博物館がほしいなあ。

  • 2021/11/29

     出勤。
     今日はたまたま、わたしのいるエリアの人たちがみんな在宅勤務でさびしい。こころなしか気温も低めに感じる。置きストールがあってよかった。

     広島県の「働く女性応援よくばりハンドブック」[1]広島県 on Twitter: “【働く女性応援よくばりハンドブック無料配布中!】 … Continue readingがTwitterで話題になっていた、というか批判されていた。
     1年以上前に作られた冊子のようで、なかなかよくできている。たまたま公式Twitterで紹介されたからといって今ごろ炎上するのは気の毒にも感じるが、女性が仕事と家庭を両立したいと願うことを「よくばり」と表現した点、内容も男性不在で現状に追いついていない点等が批判されている。認識がアップデートされていない見解を、生活に直結する行政を担っている自治体が公式に出してしまったということで、多くの女性たちが反発するのも無理ないところかもしれない。

     もっとも、「よくばり」という用語の選択に、女性の願いを贅沢だと決めつける意図を読み取るのは、さすがに広島県に対して酷だと思う。これは、女性が従来期待されてきた慎ましさや控えめさを捨て、ほしいものに貪欲に手を伸ばしていく生き方を、ちょっとお茶目でほんのり露悪的な風味にデコってアピールしていくスタイルを意図しているのではないだろうか。これ自体はわりとありがちなスタイルのはずだ。女性向け雑誌等でもしばしば見かけるし、「よくばり女子」というキーワードでウェブ検索してみても、その手の表現がどっさり引っかかってくる[2]“よくばり女子” – Google 検索
     問題は、そういうスタイルがもはやだいぶ古めかしくなって久しい上に、そうやって先人たちがアピールしていった先の今なお、女性たちとその配偶者たちが取り組まざるを得ない諸問題について、まったく無理解に見えてしまっている点だろう。
     かわいい小悪魔っぽいスタイルで装わないと女性が自分の欲しているものやことを主張できなかった時代はとうに過ぎている。実際に仕事と家庭の両立問題に直面している女性は、もはやそんなスタイルにきゅんときている場合じゃない切実さを抱えている。
     さらに今は、仕事と家庭の両立は、女性だけの問題ではなくカップルの問題になりつつあるから、配偶者そっちのけで女性だけに語りかけられる言葉は、少なくともこの問題に関しては説得力を失いつつあるのが現状のはずだ。[3]ざっとTwitterの反応を見渡しても、職業等の属性関係なく、女性たちの反発を広く集めてしまっているように見える。

     こういった変化はほんのここ10数年に起こったものだと思う。わたしが子供を産んだ15年前だったら、「よくばりハンドブック」も違和感なく受け入れられていたはずだ。なにせ当時は、女性社員ばかりを集めた「働き方セミナー」で、会社の社長に「女性ばかりが働き方を考えても意味がないので、男性社員もこういったセミナーに出るべきでは?」と質問して、キョトンとされた時代だ[4]「私、そのルールのゲームでは遊んでないから」と言える自由 – 科学と生活のイーハトーヴ。とにかく働く女性といえば、女性ならではのロールモデルが必要だ、ロールモデルになれ杏寿郎、という感じだったと記憶している。
     その時代の記憶を引きずって、「後進のため」を口癖に、何者かになりたい欲をロールモデルにされたい欲に置き換えてアピールするワーキングマザーもいるにはいようが、もはや彼女たちがそれほど人望を集めなくなってだいぶ経つ[5] … Continue reading
     「よくばりハンドブック」はバリバリ「女史」的女性をロールモデルとしては採用していないので、さすがにその段階は通りすぎているように見える。しかし、はつらつお茶目な「よくばり女子」で訴求しよう、という認識も、既に古くなりつつあるところに気づいていないようなのが惜しかった。
     今の現役共働きカップルは、一昔前の人たちが想像もつかないくらい、対等な相棒として家庭と仕事の問題に取り組むようになっている。そのことについて、いろんな場所で理解が深まっていくといいなと思う。

    References
    1広島県 on Twitter: “【働く女性応援よくばりハンドブック無料配布中!】 働く女性、働くことを考えている女性、育児中の女性、仕事と家庭の両立を希望する女性…すべての女性を応援する小冊子です♪ WEBでも読めます ⇒… https://t.co/vBlyJ0pU54”
    2“よくばり女子” – Google 検索
    3ざっとTwitterの反応を見渡しても、職業等の属性関係なく、女性たちの反発を広く集めてしまっているように見える。
    4「私、そのルールのゲームでは遊んでないから」と言える自由 – 科学と生活のイーハトーヴ
    5睡眠時間3~4時間でなんでも完璧にこなすワーキングマザーのタイムテーブル特集、みたいなのが女性誌に紹介されたときのTwitterの反応を見ればわかる。
  • 骨伝導イヤホン買った

     まずはオーソドックスにAfterShokzのAeropexを。Amazonのブラックフライデーで。

     音質については、鼓膜を通して聞く音と比べるものではないよね、という感じ。とはいえ、耳を開けといた方がいいけど自分だけ何か聞きたい状況で聞くには十分。わたしが普段聞いてる音量ではまったく音漏れもないみたい(子供に確認してもらった)。音飛びもほとんど気にならない。

     低音が聞こえづらい右耳は感音性難聴(内耳以降に障害がある)というやつだ。だから、あたりまえだけど、骨伝導で聞こえがよくなるわけではない。ちゃんと聞こえていたころの音の世界に戻れるものなら戻りたいけど、神経がやられちゃどうしようもない。

     親の仕事の関係で、耳がきちんと聞こえること、しかも人より鋭敏に聞こえることをとても大切にする環境で育ってきただけに、自分の耳の状況を受け入れるのはなかなかつらいものがあった。今も受け入れきれていないところがあるのだが、ベートーベン大先輩のことを思えば、わたしのつらさなんてハナクソみたいなものだ。

     ジャパンC、忘れられないレースになった。コントレイルを信じきれなかった自分が情けない。福永ジョッキーの涙に胸が熱くなった。
     シャフリヤールとオーソリティのワイドが当たったプラス分を、Aeropexの足しにさせてもらいます。

  • 冷え込んできた

    桜の葉もだいぶ散った。

    あっというまに日が落ちる。

    そろそろ手袋しないと。

    Touit 1.8/32。

  • ほぼ2年ぶり?

    に友達と遊んでたのしかったです。

  • 2021/11/25

    出勤。帰りにかかりつけの耳鼻科に。

    薬がそろそろなくなるのと、先日の健康診断で右耳の低音の聞こえがやや悪くなってると指摘されたことについて相談。

    しばらく聴力見てないしね、と検査していただいた結果、いちばんひどかったときよりは全然よくなってるけど、集中治療した後よりは若干悪いかな、程度とのことだった。まあよかった。

    薬しっかり続けること、悪くなったなと思ったら改善するまで飲むこと、とのご指導。がってんしょうち。

  • たとえば環境問題

     先日、「日常的に日本語の偏った情報にばかり触れ続けている危険性が高まっているような気がする」と書いたことの例が、たとえば日本語twitterで影響力のある「論客」やインテリツイッタラーの、環境問題に対する姿勢。
     控えめに言って消極的、どうかすると否定的な人まで。

     今、グラスゴーでCOP26開催中ということもあって、世界的に環境問題に対する議論が盛り上がっている。もちろんさまざまなテーマで意見が対立しているから盛り上がっているのだが、少なくとも大きな流れは、地球環境の将来を考えれば温室効果ガスの削減は待ったなしの課題だ、という最低限の認識のもとに進んでいるはずだ。
     これまで化石燃料に頼ってきた産業が打撃を受けることも当然無視はされておらず、経済についてはグリーン関連技術のイノベーションを起こして活性化を図ろうという考え方が主流のはず。貧困国の環境対策を先進国が支援する必要性もとうに議論されている[1]【COP26】 貧困国の気候対策支援、イギリスが440億円超の拠出を約束 – BBCニュース
     環境問題に取り組む必要性ありきで、付随して起こる問題をどのように、どの程度のスピードで解決するか、が議論の中心になっていると理解している(トランプも去ったし)[2]COP26、米中が共同声明 中国が予想外の協力姿勢

     翻って日本では、まだまだ環境問題は一部の活動家が騒いでいる問題、くらいの認識の人が多そうに見える。Twitterでは、環境問題そのものよりも、環境活動家がいかにエキセントリックなやつらで経済の敵であるかと非難を浴びせることに汲々としている「論客」やインテリツイッタラーすらよく見かける。
     注目すべきは、たとえば大学教員のような教養と地位のある人とその取り巻きたちが、環境問題を党派性の問題に矮小化して(あるいは利用して)、気にくわないクラスタを叩く道具にして満足していることだ。経済に配慮せよが彼らお気に入りの標語だが、実際はその経済界が、環境問題への対応が遅い日本の状況に警鐘を鳴らしている[3]トヨタの危機感を共有できているか 脱炭素からは誰も逃れられない
     この視野狭窄ぶりはいったいどうしたことだろう。

     日本のインテリツイッタラーの多くは、地位相応の責任を負ってその頭脳を生かすことより、強者とみられることを極端におそれ、自分の地位は見ないふりをして、身近なフォロワーに嫌われないことのために頭脳を使う方向にひたすら熱心に見える。
     だから、弱者を自称する冷笑系アカウントに媚び、やがて彼らのつくるエコーチェンバーに取り込まれて、その中の人たちに嫌われないようにすることだけを考え、視野が狭まっていくのだ。リベラル叩き、フェミ叩きがすっかり板についてしまい、日文研の呉座先生が落ちた陥穽まであと数歩と見える知り合いもそれなりにいる。

     先日の衆院選で、そういった人たちがいっせいに推していたのが国民民主党だったが、玉木代表が維新との連携を表明したとたん、慌てていたのが滑稽でもあり、残念でもあった。希望の党からの流れを見ていれば、彼らが維新と親和性が高いのは明らかだったはずだし、改憲に前向きだったのも昔からだ。エコーチェンバーの中の仲間に嫌われることだけをおそれていると、そこまでものが見えなくなるものだろうか。

     教養や地位を持っていながら、その点において強者であることを認めることから逃げ回り、その教養や地位を真に弱者のために使おうともしない精神的脆弱さから、日本のインテリツイッタラーはいいかげん卒業すべきだ。

     なお、国民民主に投票しつつも維新との連携を表明したことに慌てなかった知り合いもいる。思想的には相容れないところも多いが[4]わたし自身は、小選挙区は立民、比例は共産に入れた。、その強靱な知性と豊かな人格をかねがね尊敬していた人で、さすがだと尊敬を新たにした。彼のようにありたいものだと思っている。

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