読み終わった。
なんとも分類し難い作品。愛と自然と博物学と切ないミステリ。最後まで読んで、この愛おしい主人公のことを自分は何ひとつ理解していなかったのだとわかる。もう一回読まないと。
pollyanna
『ザリガニの鳴くところ』
2021/10/04
今日は在宅でお仕事。会議とか起案とか。
夕方、ノーベル医学・生理学賞の発表を見た。温度受容体の発見・触覚受容体の発見が受賞。
mRNAワクチンが来るのではという大方の予想とはまったく異なる方向だったけど、創薬につながる重要な発見。
とはいえ、質疑応答でも、大変な今年の授賞対象としてなぜこれらの発見が選ばれたのかとか、COVID-19に関する研究はいずれ授賞対象になるのか、とか聞かれていた。そりゃそうだ。そのへんは機密事項だったりするみたい。
受賞者に電話するのに、ツテのツテをたどるみたいな方法でようやく連絡がついたけど、とても驚き喜んでもらえた、みたいなエピソードも。
質疑応答では、今回の発見がVRとかメタバースとかの技術にも応用できるのか、といった趣旨の質問が出てちょっとおもしろかった。今回の発見がどれくらい寄与するかはよくわからないけど、似たような(生体)シグナルが関わるはずだし、この分野から学ぶこともたくさんあるはず、みたいな答えだったと思う。おとといの昼は、カップラーメン(復刻版ブタホタテドリ)。
おとといの夜は、鯛と白菜と昆布のちり蒸し。
昨日の昼は、カップラーメン(復刻版ポークチャウダー)
昨日の夜は、ざるそばと鳥手羽元の煮物。
今日の昼は、Kit Oisixでチンジャーユー麺。
今日の夜は、豚ひき肉だんごとキャベツのスープ、鶏肉の炊き込みご飯。→豚ひき肉だんご(しいたけ入り)と大根と水菜のスープ(電鍋)、鶏肉の炊き込みご飯雪組東京公演

ミュージカル『CITY HUNTER』-盗まれたXYZ-
ショー オルケスタ『Fire Fever!』見てきました。
彩風咲奈さん、こんなに歌のうまい冴羽獠がいたら命がいくつあっても持たない。最高だった。銀橋Get Wildソロとかマジか。
どういうふうにストーリーをまとめるんだろうと思っていたけど、CITY HUNTERのおいしいところぎゅぎゅっと詰め合わせみたいな見事な演出。
LEDスクリーンを活かした美術も、新宿の街の空気感を出すのにはこれ以上なくハマっていたのでは。ちょいちょい当時の宝塚公演の広告が出てきたり、アイドル雑誌『明雪』(雪組さんなので星が雪になっている)の広告が出てきたりするので油断がならない。
ラスト、かっこよすぎて、声にならない悲鳴が客席のあちこちから聞こえた気がした。ショーもパワフルで繊細で、瞬きするのももったいないくらい。
ドン・ジョバンニパロディで笑っていたら、その後もたくさんクラシックの名曲アレンジが惜しみなく投入されて大サービスにもほどがある。
火の鳥につながるブランカのお話。久城あすさんが静かに歌い出した瞬間、鳥肌が立った。雪組さんはほんとにみなさん歌がうまい。今月も忙しくて緊張が続くけど、元気をいただきました。ありがとうございました。
ふっかつ
一週間駆け抜けて、昨日はクタクタになって夕飯食べながらジブリの『風立ちぬ』を見て、つい『魔の山』を引っ張り出して読んでるうちに寝落ちしてしまった。
今朝は気持ちよく6時半に目が覚めたのだけど、もったいなくて二度寝したらだいぶ復活した。
洗濯機2度回してさらにすっきり。昨日の昼は、Kit Oisixのエビピラフとラタトゥイユ。
昨日の夜は、鶏団子とキャベツのスープ蒸し(電鍋)。よれよれ
疲労困憊。
だけど今日は嬉しいことが3つほどあった。3つも!
家には十分食べるものはあるけど、明日台風が来ると思うと、ちょっとわくわくしてコンビニでお菓子とかを買い込んでしまった。ステーキ×コーヒー味のポテチとか超気になる。
昼は、牛肉のすき焼き風、なすとピーマンの焼き浸し、。
夜は、Kit Oisixで鯖と野菜の煮物、ごぼうとこんにゃくとピーマンの煮物。へろへろ
金曜日は台風が来るそうなので、今日のうちに出勤。
17時37分ごろに地震があったそうなのだけど、まったく気づかずに仕事をしていた。昼はわたしだけ久しぶりのラーメン。おいしかった。

夜は、鱈と白菜としめじと油揚げのちり蒸し(電鍋)、あさりの味噌汁。
ちり蒸しは、帰宅後に材料を全部切って内鍋に入れてラップかけてそのまま冷蔵庫。あさりはざっと砂出し。家族が揃って、だいたい夕食開始時間のめどが立ったら炊飯開始(うちはいつも鍋炊き)。ごはんが炊けたら蒸らしてる間にちり蒸しの内鍋を電鍋にセットしてスイッチぽん。その間にあさりの味噌汁つくって、だいたい全部同時にできあがるという寸法。自民党総裁が岸田文雄さんに決まったらしい。公文書管理と情報開示を誠実にやってくれて、令和版所得倍増も実現してくれるといいな。明日の朝、目が覚めたら、お給料が倍になってないかな。
積読にしてた『ザリガニの鳴くところ』読み始めた。もっと早く読めばよかった。大好きなやつだ。
はわわわわ
『3月のライオン』16巻読みました。
大好きな人たちのおいしいエピソードが隅から隅までぎっしりと、まるで作中のジグソーパズルのように詰まってる。
今日の昼は、アイナメのカレー粉焼き、キャベツとエリンギのコンソメケチャップ煮。
2021/09/28
着々と9月が終わりに向かっていく。忙しい。バッハばっかり聴いてる。
夕方は弁理士会関東会のオンライン研修を受講。
弁理士会のオンライン研修は、抜き打ちで在席確認がある。Zoomのアンケート機能を利用して
「在席していますか?
・はい
・いいえ」
で回答するというもの。これ、「いいえ」を選択したらどう判断されるんだろうなあ、と毎回指がむずむずするのだけど、その実験のためだけに単位を棒に振るリスクは取れないので、今日の研修でも1回目、2回目の在席確認で「はい」を選択した。
3回目の最終確認が来て、やれやれと思ったら、アンケートの文面が変わっている。「在席していますか?
・はい
・↑在席確認なので、『はい』を選択してください」こ、これは、どなたか「いいえ」を選択した(しかもおそらく2回続けて)勇者の先生がいたのでは……?
発令中の緊急事態宣言と、まん延防止等重点措置が、今月の30日で解除される見通しとなった[1]緊急事態の全面解除決定 酒提供は夜8時まで、1都3県: 日本経済新聞。
ワクチン接種が進んで、先に諸々の制限緩和を進めていた国では、ふたたび感染拡大の兆しが見えているところもある中[2]シンガポールでコロナ感染者急増、過去最多に 3人以上の集まり禁止 | 毎日新聞、手放しで安心とまではいかないけれど、明るいか暗いかで言えば明るいニュースで嬉しい。
島国という地の利を生かして一気に封じ込めるには絶好のチャンスだと思うけど、もともとザルだった水際対策は緩和される方向のようで[3]入国時の待機、10日間に短縮 ワクチン接種証明で: 日本経済新聞、国際社会で生きていくためにはしかたないのかもしれないが、難しいものだと思う。おそらく、いち早く感染拡大の予兆を探知して対策を取るための早期検査・隔離体制の拡充も、保健所や病院の支援も、もういらないね、くらいの勢いで忘れ去られていくだろう。ましてや、次に行動制限が必要になったとき、何を根拠として市民に行動制限を要求するのかについての議論など、余裕で棚上げになるだろう。
あとはひたすら、これ以上厄介な変異株が生まれないよう願うしかない。今日の昼は、豚肉の生姜焼き、ごぼうとえのきの中華カレー炒め。
今日の夜は、Kit Oisixで鶏肉(とたまねぎとしめじとじゃがいも)のレモンクリーム煮、キャベツとベーコンのオイル蒸し。ごぼうとえのきの中華カレー炒めは、要するに、薄切りにしたごぼうとざく切りにしたえのきをごま油で炒めて、中華だし(鶏がらスープの素)とカレー粉で味つけしただけなのだけど、これが思いのほかおいしかった。弁当にもぴったり。
(平日の「今日の昼」はだいたい、外出組の弁当・兼・在宅組の自宅ランチの献立)自粛度の指標(的なもの)
みんながそろそろ自粛ムードに入ってきたかな、とか、逆に自粛ムード明けてきたかな、みたいなことを知る指標としては、通勤電車の混み具合とかがわかりやすい。
ほかに、きわめて個人的な身の回りレベルの指標としては、勤務先ビルの女子トイレの混み具合というのがある。あったのだが。
ここ最近、通勤電車がこれだけ混んでいるというのに、あんまり女子トイレが混んでいない。昼休みの歯磨き場所取りも余裕だし、午後3時に行列もできない。
勤務先ビルの人たちはまだ警戒しているのか。それとも、あまり考えたくはないが、テナントが撤退しているのか。
さすがに緊急事態宣言が解除されれば、もう少しわかりやすい影響が出ると思うので、しばらく状況を見てみたい。その代わりというか、それに加えて最近目立つのは、自宅の郵便受けに入ってくるチラシの増加だ。
ここしばらくは、1日に1枚もチラシが入ってこないこともザラだったけど、ここのところはコンスタントに、1日1枚どころか、1日に複数業者からのチラシが何枚もポスティングされてくる。
少しずつ経済活動が復調し始めている、のだといいな。今日の東京の新規陽性確認数は154人。ついに半年ぶりに200人を下回った。
コロナ禍の中、支えになってくれたのが、「スマイル」(森七菜さんバージョン)。
「もうすぐだね 長かったね 早くスマイルの彼女をみせたい」という一節が沁みるなあ。悪くてあと数年は警戒しないといけない状況が続くかもしれないけど、少しは思い切り笑っていい日がもうすぐ来るかも。がんばろう。
今日の昼は、茹で塩鮭、こんにゃくと油揚げとネギの煮物、わかめごはん、
今日の夜は、Kit Oisixで豚肉の味噌焼き、けんちん汁。21/09/27
出勤。通勤電車の混雑はすっかりコロナ前に戻ってしまった。混んでる電車キライ……。
昨日の夜、ふと思い立って、映画『ミッドサマー』を見てみた。グロ描写は大の苦手なのだが、最近、『進撃の巨人』とか『ゴールデンカムイ』とかで、少なくとも2次元であればだいぶグロ耐性ができてきたこともあり、せっかくの話題作にちょっと挑戦してみようと思ったのだった。
家族を巻き込まないようにひとりで見たので、こわさを紛らわせるためにTwitter実況で騒ぎつつ、そしていつでも止められるようにリモコンの終了ボタンに指をかけつつの視聴。ときどき目をそらしながらも、なんとか最後まで(R+15版)見ることができた。
音(音楽も含む)と映像がめちゃくちゃ緻密に計算されて作られてる一方で、脚本はけっこうツッコミどころが多いなと感じた。そんな小学生の自由研究みたいな博士論文の書き方ある? みたいな。
グロシーンは確かに気持ち悪かったけど、全体的に心に来るような怖さはなくて、よーし怖がるぞとサイコホラーを期待していたわたしとしては、ちょっと拍子抜け。後から知ったのだけど、アリ・アスター監督自身がホラー映画じゃないよと言っていたそうなので[1]「ミッドサマー」はホラー映画じゃない? 真意をアリ・アスター監督が明かす : 映画ニュース – 映画.com、これは単にわたしの期待の方向性が間違っていた。
この映画で起こる怖いことの大部分がドラッグに起因するものだということがわかりやすくて、怖さの理由に謎がないところが、サイコホラー感が希薄だった理由だと思う。向精神作用のある物質が含まれる何かを口にしたら、普段見えないものが見えたり、普段しないことをしてしまいました、というだけの、この上なくわかりやすい因果。サイコホラーであれば、もう少し人間の心理そのものの底知れぬ怖さみたいなものが描かれている方がわたしとしては好みだ。ちょっと感心したのは、恋人のクリスチャンが他の女性と性交しているところを目の当たりにしたダニーが号泣し、それにホルガの女性たちが同調して、不思議な号泣のハーモニーが盛り上がっていくシーン。
ダニーの号泣はとても特徴的で、オープニングでは、家族が無理心中したことを知ったダニーが、長く長く引っ張り、大きく息を入れて、また長く長く引っ張るように泣き続ける声が、タイトルバックにずっと流れている。
その後、ダニーはなかなか心ゆくまで泣くことがないまま、ストーリーが進む。泣きたくなってもトイレの中で声を抑えて耐えていたりするのが痛々しい。
それが、恋人の行動によって堰を切られ、特に親しくもない女性たちの集団催眠のような精神作用の共鳴によって盛り上げられて、いつ果てるともしれない号泣として流れ出す。わたし自身はなるほどなあと思ってしまって、カタルシスとまではいかなかったけど、これですっきりする人も多そうだと思った。
このシーンに至るまでに、美しい協和音が泣き声のような不協和音にスライドしていくようなBGMがいくつも使われて、ダニーが抱えていた不安をずっと演出していたのもうまかった。それにしてもやっぱりドラッグはヤバい。知らない人からよくわからない飲食物をもらったらダメだ。