つぶやき

  • 2021/06/25

     先日、子供が大喜びで帰ってきたので何事かと思ったら、中止になった修学旅行の代わりに、日帰り遠足実施が決まったとのこと。
     
     ホームルームの時間に突然、先生方によるラジオ英語講座ふうの放送が始まり、なんだなんだと聞いていたら、日帰り遠足決定が発表されたらしい。
     もちろん生徒たちはみんな大喜び(盛り上がりすぎてその後の大事な内容が聞こえなかったとか)。
     修学旅行中止のお知らせもホームルーム放送だったらしく、同じ放送で喜ばせてくれるとは、先生方も粋なことをなさる。ありがたいことです。

  • 2021/06/24

     ワクチンの供給が滞りつつあるという話がちらほら。[1]ワクチン、医療機関に在庫? 厚労相、偏在の可能性指摘 [新型コロナウイルス]:朝日新聞デジタル[2]政府 職域接種 申請受け付け一時休止 自治体接種を円滑に | 新型コロナ ワクチン(日本国内) | NHKニュース

     比較的効果が高くなく、血栓等の重めの副作用の懸念もあるアストラゼネカ製のワクチンの使用も検討され始めた。[3]アストラゼネカ製ワクチン、公費接種へ 60歳以上対象 [新型コロナウイルス]:朝日新聞デジタル

     なし崩しに交差接種も可能とされたりするとイヤなので、やっぱり打てるものなら早めに打ちたいと考え直して、区の個別接種施設の状況を調べたところ、そこそこ空きがある様子。空きがあるなら、優先されるべき方を押しのけることにもならないかと判断して、そのうちの1つの施設で、7月後半に1回目、8月半ばに2回目を予約した[4]メニエールを見てもらってるかかりつけ(勤務先近く)はワクチン接種をやっていない。
     集団接種会場はほぼ埋まっていて、空いているところも8月半ば、とかそんな感じ。ネットで予約が取りやすく、アクセスも楽な集団接種会場の方が人気なのかも。

     今日の昼はアジフライと、小松菜とちくわの煮浸し。
     夜は『亡命ロシア料理』から「帰れ、鶏肉へ!」、とレタスのサラダと、パン。

     『亡命ロシア料理』めちゃくちゃおもしろい。

    「帰れ、鶏肉へ!」帰れぬ祖国 「亡命ロシア料理」異文化の隠し味 | 毎日新聞

     

  • 立花隆さんのこと

     4月30日に立花隆さんが亡くなった。立花さんは、わたしにとって大切な恩師である。

     最初の(書籍をとおしての)出会いは高校生のころ。利根川進先生へのインタビューをまとめた『精神と物質』である。分子生物学のおもしろさに初めて触れたのがこの本だった。
     東大教養学部(駒場)の学生になり、応用倫理学の講義「人間の現在」[1]元ゼミ生が語る、立花隆の「伝説の東大講義」をいま読み直す意味( 緑 慎也) | 現代新書 | … Continue readingで初めて、本物の立花さんと出会った。価値観と好奇心を根底から揺さぶられる経験に衝撃を受け、さらに『調べて書く』と題した立花ゼミにも参加した。

     写真は、立花ゼミの企画を書籍にしたもので、わたしが取材してまとめた文章も収録されている[2]既に絶版になっているが、新潮社からも刊行された。
    。その文章は、後に、立花さんの推薦で、駒場の優秀論文集にも収録された。完成稿とするまでに、立花さんに直接赤を入れていただいた原稿は、今でもわたしの宝物である。
     
     立花さんの事務所(通称「猫ビル」)で、資料収集等のアルバイトをした夏のことは一生忘れないだろう。暇さえあれば猫ビルの膨大な蔵書に読みふける毎日で、優秀な働き手とはとても言えなかったはずだが、それでも、立花さんは柔和な目でにこにこしながら、わたしを適当に放牧してくれていた。
     若者が嫌いだとは言いつつも、若者と語り合い、若者を育てることに積極的な人だった。
     わたしのように育ててもらった学生はたくさんいるはずである。

     あのころ、自分が書いたものを立花さんに認めてもらったことが嬉しくて、物を書く道に進もうかとかなり悩み、その後も悩み続けた。なんなら今でも悩んでいる。
     学生のころは、自分には何もない、自分はからっぽなのだ、何も専門がなければ早晩書くことがなくなってしまうのではないか、という不安に常にさいなまれていた。青年期特有の自己評価の低さが空回りしていたのだと思う。
     そして、たとえば宮沢賢治のように、たとえば北杜夫のように、理系のバックグラウンドのある物書きになりたくて、理学部に進んだ。
     そのまま理系のキャリアをなんとかつないで生きているが、その選択がよかったのか悪かったのかはわからない。

     卒業後、ゼミの同窓会でお目に掛かったとき、立花さんは「あなたは物を書く道に進むと思っていた。あれだけ力があるのだから」と言ってくれた。そのとき、照れ笑いしながらモゴモゴとごまかすことしかできなかった自分を、今でもふがいなく思う。

     研究者としてのトレーニングを積み、曲がりなりにも成長していくにつれて、立花さんの書くものとは意見を異にすることも次第に増えてきた。
     また、立花さんがかなりバッシングを受けていた時期には、「立花ゼミの経験はあまり口にしない方がいいよ」とわたしに忠告する友人まで出てきた。
     しかし、そんなことはどうでもいいと言い切れるほど、わたしは立花さんに大切なことの数々を教えてもらった。立花さんに教えられた、人類が築き上げてきた知的な営みの大きさ、深さ、おもしろさ、そしてそれらとの向き合い方は、今でもわたしの根幹をなしている。
     だから、これからも、立花さんはわたしの恩師であると言い続けようと思う。

     「先生」と呼ばれることを好んでいた記憶はないので、立花先生とは呼ばない。
     立花さん、わたしの心に決して消えない知的好奇心の火を灯してくれて、ありがとうございました。
     自信を失いかけたとき、寄り縋る杖となるような言葉を残してくれて、ありがとうございました。
     どうぞゆっくりとお休みください。

    References
    1元ゼミ生が語る、立花隆の「伝説の東大講義」をいま読み直す意味( 緑 慎也) | 現代新書 | 講談社(1/4)
    応用倫理学の単位はその前に取っていたため、本来なら履修できないはずのところ、正式に(?)もぐらせてくださいと直訴する書面を書いた記憶がある。
    2既に絶版になっているが、新潮社からも刊行された。
  • まかせろ

     朝、登校しようとしていた子供が廊下でヒッと悲鳴を上げたので、何事かと思ったら、そこそこの大きさの蛾がいた。
     はいはい任せてね、と捕まえて処分したところ、「鮮やかですね。手口が」と褒められた。
     手口て何。

     前はよく見かけたヤモリが、最近いなくなってしまって寂しい。
     そのせいか、最近いろんな蛾をよく見かける気がする。

  • 事例メモ

     医薬バイオの特許出願はほぼほぼ実施例が必須なんだけど、ちょっとニッチな分野で、予言的実施例のみでもイケる(実施可能要件やサポート要件を満たしていると判断される)事例をいくつか見つけた。おぼえとこ。

     確かにこれは、どっちかというと機械の発明に近いもんなあ。構造・機能・作用等がしっかり書かれてて、作れて使用できることが理解されればいい。進歩性が問題になって、顕著な効果を主張しなくてはいけなくなったときがちょっと困るかもだけど、後出し実験成績証明書で説明できれば、まあ。

  • 映え(ばえ)カメラ

     在宅ウェブ会議用に、マイク内蔵フルHDウェブカメラを買った。

     マイクなしウェブカメラとヘッドセットのシステムでやってきたけど、家に誰もいなくてセキュリティ上問題ないときは、ヘッドセットじゃない方がラクなので(PC用スピーカーは既にある)。

     今日の会議で新しいウェブカメラをデビューさせてみたところ、トラブルなく使えてよかった。
     問題は画質。
     悪いのではなく、良すぎ、というか盛りすぎ……? の感がある。
     プリクラで盛ったような美肌エフェクトと唇発色増強エフェクトがなかなかの強度で施される。えっ、なにこれすごい。恥ずかしい。

     こ、こいつァ……と思いつつ、もう始まってしまった会議であたふたするのもさらに恥ずかしいので、何食わぬ顔で打ち合わせを終えたけど、さてさて、これからどうしようかな。

  • ワクチン供給に関する政府発表の経緯メモ

     今朝、こんなニュースがSNSで話題になっていた。
    ワクチン 来月以降 供給量減少へ 自治体から困惑の声|NHK 関西のニュース

    ファイザーワクチンの全国への供給量の推移は、当初は量が限られていましたが、先月から段階的に拡大、安定的な供給が続いていました。
    しかし、国は、今月4日、来月以降、大幅に減少すると発表。
    ファイザーとの契約に基づくもので、やむを得ないとしていますが、突然の減少に、打ち手の確保に努めてきた自治体からは困惑の声が上がっています。

     同時にこんなニュースも発表されているからややこしい(しかも同じNHKで)。
    東京都内 一般向けの接種に向け 来月からワクチン配分本格化へ | 新型コロナ ワクチン(日本国内) | NHKニュース

    新型コロナウイルスの一般向けのワクチン接種に向けて、東京都内の区市町村には来月から本格的なワクチンの配分が始まります。

     ファイザーワクチンの供給量減少自体は確実みたいだが[1]新型コロナワクチンの供給の見通し|厚生労働省   【第8クール】 6/21の週・6/28の週 16,000 箱   【第9クール】 7/5の週・7/12の週  8,000 … Continue reading、そんなに急な変更発表がされるものだろうか、と思って、これまでのニュースを確認してみたところ、今年の5月28日にはこんなニュースがひっそりと公になっていた。

    ファイザーワクチン、7~9月で7千万回分調達の見通し [新型コロナウイルス]:朝日新聞デジタル
    ファイザーワクチン 9月までに1.7億回分供給 河野太郎氏 | 毎日新聞

    河野太郎行政改革担当相は28日夕、米ファイザー製の新型コロナウイルスワクチンが7月から9月に約7000万回供給される見通しを記者団に明かした。それ以前が1億回程度といい、9月までに計1億7000万回・8500万人分程度を供給する計算になる。

    河野内閣府特命担当大臣記者会見要旨 令和3年5月28日

    (問)第3四半期で7000万回、第2四半期までの累計でどれぐらい供給したのでしょうか。
    (答)だいたい第2四半期トータルで1億回です。
    (問)第3四半期まで1億7000万回ということでしょうか。
    (答)第3四半期なら1億7000万回です。

     
     「米ファイザー製の新型コロナウイルスワクチンが7月から9月に約7000万回供給される見通し」
     「それ以前が1億回程度」
     という情報は5月時点で明らかにされていたわけだが、この情報から、7月以降のファイザーワクチン供給量が半減するぞ、ということを読み取れた人がどれだけいただろうか(わたしは無理)。

     ともあれ、総人口1億2712万人中、8500万人分がファイザー製で9月までに供給される見込みとのことで、並行してモデルナ製ワクチンの接種も進んでいることを考えると、日本はずいぶんゆとりをもってワクチンを確保しているのだなと改めて思った[2]モデルナ製ワクチンの輸入量とかはあまり公開されていないように思う。もう少しわかりやすく情報を出してもらいたい気もする。

     ところで、当初、ワクチンと言えばファイザー製がメインになるとなんとなく理解していたのだけど、なんとなく最近は、大規模接種会場や職域接種で使われているモデルナ製の存在感が増している。

     なんで当初はファイザー製がメインだと思っていたのかと振り返ると、やっぱり今年4月の菅首相の会見か。

     ワクチン、9月までに全員分めど ファイザー製追加供給―菅首相:時事ドットコム

     菅義偉首相は19日、新型コロナウイルスワクチンに関し、米製薬大手ファイザー社のブーラ最高経営責任者(CEO)と行った電話会談を踏まえ、「(国内の全対象者分が)9月までに供給されるめどが立った」と明言した。

    菅総理「9月までに全員分めど」 ファイザー製供給|テレ朝news-テレビ朝日のニュースサイト

     アメリカ訪問中にファイザー社のCEO(最高経営責任者)と電話で会談した菅総理大臣は、9月までに対象者全員にワクチンが供給されるめどが立ったと発表しました。

    菅首相「9月までに供給」 ファイザーワクチン全員分

    菅義偉首相は19日、米製薬大手ファイザー社首脳との電話会談で新型コロナウイルスワクチンの追加供給に実質合意したことを巡り、16歳以上の国民全員分に関し「9月までに供給されるめどが立った」と表明した。

    令和3年4月19日 ブーラ・ファイザー社CEOとの電話会談等についての会見 | 令和3年 | 総理の演説・記者会見など | ニュース | 首相官邸ホームページ

    米国にて、ファイザーのCEOと電話会談を行いました。そして、9月までに我が国の対象者に対して確実にワクチンを供給できるよう、追加供給を要請しました。CEOからは、協議を迅速に進めたい、そういう話がありました。9月までに供給される、そうしたことにめどが立ったと、このように考えています。

    「対象者」の定義について菅首相は明言していないが、「全員分」の言葉が躍った報道のせいもあって、少なくとも当時の接種対象年齢であった16歳以上の者については全員分ファイザー製ワクチンなのかな、と受け取っていた[3] … Continue reading

     モデルナ製もよく効くみたいなので、わたしとしてはどちらでもかまわないが、ちょっと気になったので、メモしておく。

    References
    1新型コロナワクチンの供給の見通し|厚生労働省
      【第8クール】 6/21の週・6/28の週 16,000 箱
      【第9クール】 7/5の週・7/12の週  8,000 箱 + 調整枠
      【第10クール】7/19の週・7/26の週   8,000 箱 + 調整枠
    2モデルナ製ワクチンの輸入量とかはあまり公開されていないように思う。もう少しわかりやすく情報を出してもらいたい気もする。
    3総人口1億2712万人中、8500万人分なので、あながち間違った理解でもないとは思う。モデルナ製の大規模接種・職域接種の進み具合次第でファイザー製が余るようであれば、新たに接種対象となった12歳以上16歳未満の子供たちにも対象を広げてほしい。
  • 2021/06/16

     6月が半分終わってしまったの歌。

     この調子であっというまに6月が終わって、今年も半分すぎたとか言っているうちに年末がやってくるんだ。俺は詳しいんだ。

     今日は出勤。午前中に重い仕事をひとつ片づけて、午後はめんどうな作業をこまごまといっぱい片づけて偉かった。

     事務作業とか管理作業とかがめちゃくちゃ苦手だったわたしが、そのど真ん中の仕事でお給料をいただいているというのは不思議なことだが、要はシステムを確立して習慣にしてしまえばいいのであって、年は取ってみるものだと思う。
     生き物を育てるのも苦手だったのに、子供を育てているし。

     職場にワクチン休暇が導入されて感動している。ホワイトな職場だなあ。
     

  • 生煮えの考えを吐き出す場所

     「書かずにはいられない気持ち」のことを昨日からずっと考えている。
     即レスがつきづらい場所に、生煮えの考えをとりあえず吐き出せると、気持ちが滞らなくて助かる。

     自分だけが見られる紙の日記帳やノート、非公開ブログはどうか。
     いいといえばいいのだが、一度、人の目に触れる場所で書く経験をしてしまうと、まとまった文章を非公開で書くモチベーションは上がりづらいところがある。
     これだけ書いたらちょっと誰かに見てもらいたい、みたいな欲が出てきてしまうし、人の目を意識して書いたものの方が、後で自分が読み返すのに耐える程度にはクオリティが保てる。

     でも、言葉にしながら考えをまとめたり、気持ちを整理したりしたいとき、言葉を紡ぐ端から即時的な反応が返ってくると落ち着かないし、意図しないことまで言ってしまいそうで悩ましい。

     SNSやブログ、小説投稿サイトなど、「書かずにはいられない気持ち」を手軽に解消する場所には事欠かない現代だけど、書き手と読み手のコミュニケーションが取りやすいのも良し悪しだと思う。
     書き手と読み手の距離がいい感じに遠い文章投稿サービスができると、意外と需要あったりしないだろうか。
     人は承認欲求だけで物を書きたくなるわけではないと思うのだが。

  • 今日も真夏日

     カラッとした暑さ。日中の東京は31℃を超えたところもあったらしい。
     こういう日に通勤しなくていいのはありがたい。

     多重期限の忙しさがちょっと解消されてきて、業務に必要な勉強に回せる時間が少し増えた。いい仕事をしたい。

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