月別アーカイブ: 2021年4月

映画2つ

ノマドランド

I’m not homeless, I’m just houseless.

 2008年アメリカの経済恐慌で、住む場所を町ごと失った60代の女性・ファーンは、愛車のRVを我が家として、季節労働を渡り歩きながら生きていくことにした。抱える事情は違えど同じように車上生活を送る人々(ノマド)と、ファーンの日々を描くロードムービー。

 目的地も終わりもない巡礼のようだと思った。

 高齢者の車上生活にはもちろん数多くの苦難が伴うし、痛々しく見える瞬間がたびたび訪れるけど、ファーンたちノマドになまぬるい同情や憐憫の視線を向けることはできない。
 開拓時代から続くノマドランドたるアメリカの人たちが、何かを、自分の生き方を「選択する」ということの意味を、つまり、その誇りと責任とそれが社会構造に及ぼす影響とを、わたしは何もわかっていなかった。

 ファーンを演じるフランシス・マクドーマンドの叡智に満ちた瞳と、慕い寄りたくなるようなしなやかで逞しい身体がとても美しかった。

 映像はもちろん、音楽がほんとうに美しくて、帰宅してすぐ、サウンドトラックをダウンロード。 

シン・エヴァンゲリオン劇場版:||

 ロボットアニメ[1]公式にロボットアニメということになったっぽいので。「エヴァってロボットアニメなんですよ」 庵野秀明さんの発言、ファンに衝撃を与える | … Continue readingを楽しみたいぞの一心で4DXで見て大正解だった(と思う。ほかの上映方式を見てないから比べられないけど)。
 冒頭のパリ戦もクライマックスのヤマト作戦も、もうわたしそこにいるよね? くらいの勢いで揺さぶられて楽しかった。LCLもびっしゃびしゃ浴びたしね(つらいLCLもあったけど)。

 ストーリーは諸々解決していろいろ理解できたのかなと思う。かならずしも納得ではないにせよ。
 でもこれは、絶望的にも見える円環を抜けたその先の未来への意志と、希望のメッセージなのだと受け取った。
 

今日の科学ニュース

“未知の天体 天の川銀河に” 東京大学など国際研究グループ

東京大学と中国の大学などの国際研究グループは中国の高原地帯に観測装置を設置して、超高エネルギーの陽子が物質に衝突したときに放出されるガンマ線の観測を行いました。

その結果、2017年までの2年間に光の1000兆倍に相当する観測史上最も高いエネルギーのガンマ線などを23回観測し、その発生源は天の川銀河に沿って広く分布していることが分かったということです。

今朝、ほへー!! となったニュース。

テレビでは、「星が新しく形成されている領域・巨大ブラックホールなどが(未知の天体の)候補としてあげられているが」とも瀧田先生はおっしゃっていた。

わたし「真逆では?」
こども「デッド・オア・アライブじゃん」

弱い光に耐える植物の葉緑体はときおり当たる強光にも耐えられる – 東京大学 大学院理学系研究科・理学部

薄暗い環境に耐える耐陰性植物のクワズイモの葉緑体は、ときおり当たる強光にも傷つきにくく、しかも、弱光で栽培した植物の葉緑体ほど耐性が高いことがわかりました。

ということなのだけど、なんとなく哲学的だったので。

きたくきたく

 ノンストップでめっちゃ仕事した(帰る途中、明らかな低血糖で冷汗が止まらなくなったので、コンビニでシュークリーム買って食べた)。

 ゴールデンウィークまでものすごく忙しそうだし、限界が来る前に、ピンポイントで休めそうな明日、なんとしても休むことにした。そして映画をはしごするのだよ。

 シン・エヴァはIMAXレーザーGTと4DXとBestiaとどれにしようかなー。

***

 ノマドランドからの4DXエヴァ遊園地に決めた。

 シン・エヴァ1回目はフラットに見た方がいいのかなと思ったけど、4DXはだいたい今週までで、今回逃したらもうエヴァ乗れないだろうし、やっぱここは乗っときたい。
 

また一軒

 勤務先ビルで長いこと営業されていた書店さんで、今朝、閉店作業が始まっているのを見た。
 青本(工業所有権法(産業財産権法)逐条解説)等の高価な専門書は割引してくれたりもして、お世話になった。ありがとうございました。

一週間始まり

 週末が過ぎるの早すぎない……?

 土日、子供に「また彰さん聞いてる……」と呆れられるくらい、石田さんが出てくるアニメを見てたせいか[1]ラーハルト強かった。来週どうやってヒュンケルに負けるのか楽しみ。、夢にも石田さんが登場してくれた。おかげで月曜乗り切れそう。

 外出民用弁当&在宅民用のお昼は、ささみのカレーボイル(土井善晴先生レシピ)・春キャベツとベーコンの炒めたの。

 玉ねぎにはときどき、やたらと外皮がぴったりくっついて剥きにくいやつがあるけど、あの外皮の剥がれやすさって何で決まるんだろう。

References
1 ラーハルト強かった。来週どうやってヒュンケルに負けるのか楽しみ。

がっつりのんびり

 たくさん寝て、たくさん本とか雑誌とかを読んだ。

 文藝夏季号、藤野可織さんの新連載『先輩狩り』、いきなりトップスピードでおもしろい。
 あいかわらず、思春期の女の子たちと、かつて思春期の女の子だった女性を、ヒリヒリする鮮烈さで描くのが最高にうまい。『ピエタとトランジ』好きな人は絶対好きな作品だと思う。

晴れてる土曜日

 気持ちよく晴れてるけど寒い。気温15℃くらい。

 午前中は外で用事。帰宅して、昼ごはんは冷やし中華はじめました。寒いのに。でも食べたかったからね。しかたないね。

 午後は洗濯しつつ、紙書類(子供の学校から来た保護者宛プリント類など)を整理した。
 最新版ScanSnap(iX1600)めちゃくちゃ使いやすくなってる! 二つ折りにしたA3/B4原稿を両面読み込んで、1ページのPDFにしてくれる機能はとても助かる。そしてWiFi接続ができる。ナウい。
 2009年に買ったS1500Mをずっと使っていたので、テクノロジーの進歩すごい……(ぽわわ)となる。

 先代ScanSnapはわたしの仕事用PCにつないでいたけど、当代ScanSnapは、私用MacBookや家族のデバイスからも使えるように、リビングのカート上(プリンタ用紙とかを置いているカート)を居場所にした。べんりべんり。

 今日のスーパーには、ぴっちぴちのイサキがたくさんいたので、夜はアクアパッツァにするよ。

そしてまた一週間乗り切った

 週末もちょいちょい仕事や用事がある日が続いているので、そろそろ休暇的なものを取りたい。

 今日は在宅みっちり。

 金曜baylineでまた投稿(フリーメッセージ)を読んでもらって嬉しい。森久保さん、お嬢さんの幼稚園ご入園おめでとうございます。早いなー。

 あんまりSNSに入り浸らないようにして一ヶ月が経ち、さらにもうちょっと離れることにしてしばらく経って、これはすごく精神衛生上いいぞという確信を得た。日々目に入ってくる言葉はとても大事。たとえ人は人、自分は自分、と思っていても、それだけではコントロールできないなにかがある。

 しばらく前、呉座勇一さんが、3000人以上フォロワーのいるTwitterの鍵アカウントで、北村紗衣さんを長年にわたって中傷してきたばかりか、女性を蔑視する発言を繰り返してきたことが明らかになった、という事件があって大騒ぎになっていた。
 そこでも指摘されていたことだけど、仲間うちで他人を意地悪く揶揄して満足を得る癖がついてしまった人は、著しく物事の判断力が下がってしまうらしい。
 呉座さんに限らず、またこの呉座さんの件等に関連して、大学のそれなりの地位にいる教員の中でさえ、目を疑うような発言をする人たちを見た。これはつらい。
 
 わたしは明確にフェミニストだし、反差別であろう、公平公正であろう、今の自分がどれほどそれとはほど遠いとしても、と志している者だけれど、自分がいつそのような意地の悪い喜びに足をすくわれてしまうだろうと思うととても怖い。自分の言葉の強さをある程度自覚しているだけに。

 そうならないように、そうならないように。
 人から力を奪うより、人と力を分かち合えるように。
 仲間はずれにされても、仲間外れにしないように。
 

いそがしやま

 年度末乗り切ったけど、普通に仕事はたくさんあるので忙しい。
 今週はちょくちょく出勤しているが、電車は新年度らしい混雑ぶり。

 FGOのイベントはほとんどできなかったし、昨日はMARS RED第1話も録画し損ねてしまった。配信で見なきゃ。

 『クララとお日さま』半分くらいまで読んだ。おもしろい。一気に読み終わりそう。