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5回目ワクチン

昨日の夜から腕が痛くなり始めて、22時くらいはまだ36.9℃。23時半に37.3℃。今朝6時半に起きたときは37.6℃。
もしかすると寝ていた夜中にもっと上がってたかもしれないけど、5回受けた新型コロナワクチンの中で、記録上はいちばん発熱の程度が低かったということになる(今までは38℃を必ず超えていた)。

*19:12追記
夜になっても37.0℃。今回は熱の下がり方が遅い。午前中、所用で氷雨の中歩き回っていたからかもしれないが。

新型コロナワクチン秋接種

うちの自治体の場合、64歳以下だと基本的に申請しなければ接種券がもらえないということに昨日気づいたので、あわてて今日コールセンターに電話して発行申請した。ついでに別途ワクチン接種枠も予約完了。

64歳以下の健康な人はもはや予防接種法上の努力義務が適用されないので、自治体側としては無料で受けたきゃ受けてね、という姿勢に切り替わったんだと思うが、感染症予防政策としてこれでいいのかどうかは疑問。

XBB対応の秋接種ワクチンは、現在流行中のEG.5(エリス)株や高い免疫逃避能が懸念されているBA.2.86(ピロラ)株にもそこそこ有効のようだし[1]新しい変異株「BA.2.86系統」について現時点で分かっていること(忽那賢志) – エキスパート – Yahoo!ニュース、CDCも6ヶ月以上のすべての人にこのワクチンを推奨している[2]CDC recommends updated Covid shot for everyone ages 6 months and up
ワクチンがコロナ後遺症(long COVID)のリスクを下げることも確からしくなってきたので[3]Terror of long COVID remains common even as pandemic eases, data show、うちの家族としてはこれを受けない理由はないと判断した。

新型コロナウイルス感染症が5類感染症に移行して、日々の感染者数は発表も報道もされなくなったし、千葉県など一部自治体が学校に対して積極的に「マスク外し」を奨励するなど「コロナ明け」ムードが醸成されているが、まだまだパンデミックは終わってなどいない[4]新型コロナ分科会 尾身元会長「第9波ピークまだ」[2023/09/15 06:35][5]コロナ「第9波」加速か 3週間で倍増、学級・学年閉鎖も 群馬。インフルエンザの流行も相まって薬不足も深刻らしい[6]コロナ変異株「エリス」の感染拡大か…全国的に慢性的な薬不足が続く (2023年9月14日掲載

とてもじゃないがノーガードではいられないし、ワクチンが有効なのは明らかなのだから、国や自治体はもっと秋接種をPRすべきではないか。

ウィズコロナというのであれば、天気予報並に日々感染症情報を伝えるくらいはしてほしい。
雨が降りそうなら洗濯物は部屋干しするし、台風が来そうなら影響を受けそうなものは片づけ、交通機関の運休に備えたりもするだろう。
それと同じように、感染リスクが高いときは、市民が身を守ることができるよう、情報と手段は提供してほしい。

もしFediverseがSNSの主流になったら

 どうなるのだろう、みたいなことをぼんやり考えている。

 きっかけは昨日、Twitterで、イベルメクチンを手製の黒糖溶液で培養したと報告するツイートが炎上していたことだ。
 
 イベルメクチンは、ある種の放線菌がつくるアベルメクチンという化合物を化学修飾してできたもの。
 だから、イベルメクチンを手に入れるためには、自然界に無数に存在するさまざまな放線菌の中から、アベルメクチンをつくれる特殊な放線菌を探し出して、その放線菌だけが増えられる条件で大量に培養し、アベルメクチンを取り出した上で、化学修飾してイベルメクチンにしないといけない。
 
 ところが、問題のツイートでは、放線菌が含まれていないイベルメクチンの錠剤を少量の黒糖溶液に放り込んで培養し、増えてきた何かをイベルメクチンだと主張している。

 もちろんそんなことが可能なはずはないので、それなりに知識のある人たちが、いっせいにそのツイート主を嘲笑したり批判したりしている、というのが今回の炎上だ。
 しかし、例のごとく嘲笑は反発を呼び、真摯な忠告(あったとすれば)は、ツイート主やその支持者たちに届いた気配がない。

 イベルメクチンは極めて優れた抗寄生虫薬だが、少なくともCOVID-19の治療薬とはなりえないことが既に証明されている[1] … Continue reading。にもかかわらず、COVID-19への効能に、根強い期待を抱き続ける人たちが減っているようには見えない。いつのまにか万能薬のような扱いすら受けているようだ。

 なぜこのようなイベルメクチンへの過剰な期待が生まれてしまったのかについては、科学社会学の視点に基づく詳細な分析を待ちたい。
 わたしが気になるのは、「イベルメクチンの培養」のように荒唐無稽で非科学的で、かつ公衆衛生に関する社会的合意形成に悪影響を与えかねない情報の拡散が、今後のSNSではどうなっていくのだろうということだ。

 今は、TwitterやFacebookといった巨大な独立系SNSに人が集まっているから、あまりに荒唐無稽な情報が発信されると、同じSNS内ですぐさま晒し上げられて批判を受ける。発信者とその支持者が批判を受け入れる可能性は低いだろうが、誤った情報を信じかけていた傍観者の中には、批判の嵐を見て、さすがにヤバそうだと気づく人もいるかもしれない。
 しかし、SNSの断片化が今後進んでいったとしたらどうだろうか。
 巨大な独立系SNSで晒されては嘲笑され、叩かれることが嫌になった人たちが、マストドンなどのFediverseサーバを自ら作り、認識と価値観を共有できる人たちとそこに集まり始めるかもしれない。
 Fediverseサーバは、気に入らない別のサーバをブロックすることができる。不快な横槍をシャットアウトした安全なバブルの中で、ひたすら誤った認識と情報を培養し続ける、といった状況になる可能性はありそうだ。
 
 誤った(あるいは著しく偏った)認識と情報を培養し続けているサーバは、その規模が小さくて、その中で閉じているうちは、社会の大勢に大きな影響を与えることはまずないだろう。
 しかし、規模が大きくなっていったとしたら、そうも言っていられなくなるのではないか。
 ただでさえ、歴史や科学の認識に不安のある今の政治家たちが、声の大きさを理由に、そういったサーバの声を取り上げ始めるかもしれない。実際、一時COVID-19治療薬の候補となったアビガンについては、多くの疑問の声があったにもかかわらず、安倍元首相が前のめりに承認プロセスと確保を進め、結局は開発中止に至った[2]174億円分のアビガン コロナ有効性立証できなくても備蓄継続?
 誤った歴史認識に基づいていたり、科学を無視した政策決定に対する批判の声は、今でさえ通りづらい。にもかかわらず、批判の声が種々の小さなサーバに分散し、批判の対象としたい本丸のサーバからはシャットアウトされていくとしたらどうなるだろう。

 巨大な独立系SNSが覇権を握っている今であれば、ひとつのSNSの中で検索すれば、賛成意見も反対意見も、いちおうは並べて見ることができる。
 もし、こういった独立系SNSが力を失い、あるいは崩壊して、互いにシャットアウトし合ったFediverseサーバが乱立するような未来が来たら……?
 最も悲観的な見方をするなら、異なる認識や価値観のすり合わせや対話が、今以上に難しくなるかもしれない。

 わたしはFediverseが切り開く未来に大いに期待はしているけれど、それはそれとして、さまざまなバックグラウンドをもつ人たちがひとつに集まる場所として、巨大な独立系SNSはまだ存在していてほしいと思う。

 だからこそ、イーロン・マスクやマーク・ザッカーバーグには、できるかぎり公平で自由な公共言論空間の運営を期待したいところなのだが。

昨日は風が強かった

 朝5時過ぎから、外のあちこちでガタガタ台風みたいな音がしてるなと思っていたら、一日中強風だった。

 ここのところ重いケースが続いて、連日1件1万字くらいの意見書を書いている。気分転換にググったら、卒論の相場は1万字らしい。分野にもよるだろうが、そんなものだったっけ。

 先日の三連休最終日に、ちょっと用事で池袋に行ったら、いけふくろうがあったかそうな格好をしていた。

 100均のそばを通ったら、マネキンが平然と段ボール箱の中に佇んでてびっくり。裏世界ピクニックでありそう。

 池袋は大変な人出で、新型コロナ感染状況と医療の逼迫[1]感染状況「第7波超えの可能性」 東京都医師会、医療逼迫に危機感:時事ドットコムを考えるとなかなか怖い。全国旅行支援も再開したようだし[2]全国旅行支援、当面は継続 コロナ拡大も経済重視 – 東京新聞、政府はもう感染拡大を抑える気はなさそう。

子供4回目ワクチン接種完了

昨日接種して、今朝は腕の痛み以外は熱もない様子。これまでの経過を見ていても、子供はワクチンの副反応があまりひどくないタイプのようでよかった。
しかし、いくら体を守るためとはいえ、これを3ヶ月ごとに打つとかはあんまりやりたくないというのが本音。いつまで続くんだコロナ。

昨日は、規制が厳しい国のお客様たちと話す機会があった。
人見知りのわたしですら、普段会わない人たちとしゃべるのが毎回ものすごく楽しくて、頭も心も活性化されるのだから、社交的な人たちはほんとにつらいだろうな。

4回目接種その後

夜中(午前3時頃)、熱さと悪寒で目が覚めて、熱を測ったら38.3度。
6時過ぎにもう一度測ったら38.2度で、解熱剤飲んで二度寝。9時半ごろには37.1度に下がった。悪寒もなくなってすっきり。

3回目(ファーストブースター、モデルナ)のときは、夜中2時頃に激しい悪寒と共に38.7度まで熱が上がり、朝6時に38.6度で解熱剤を飲み、朝8時前に37.5度まで下がった、という経緯だった。

今回の4回目(セカンドブースター、ファイザー)の副反応は、前回とほぼ似たような感じで、接種直後に接種部位の疼痛→夜中に38度超の発熱→朝まで発熱継続→解熱剤で回復、という転帰をたどり、全体的にちょっとマイルドになった印象。今後もブースター打つたびにこうなると思っていいのかな。予測できれば対処もできる。熱が上がった時点でさっさと解熱剤飲むとか。[1]今回もさっさと解熱剤飲んでもよかったんだけど、いちおう前回と似たような条件で再現を取りたかった。次はもう気にしない。

前回と今回の一番大きな違いは、接種部位の腫れとリンパ節の腫れかもしれない。いずれも前回の方が格段に大きかった。

接種証明書アプリで証明書再発行してみた。しっかり反映されてる。

References
1 今回もさっさと解熱剤飲んでもよかったんだけど、いちおう前回と似たような条件で再現を取りたかった。次はもう気にしない。

新型コロナワクチン4回目打ってきた

従来株とオミクロンBA.4/5株の2価(ファイザー)を自治体の集団接種会場で。

前回(モデルナ)は、接種直後に、ぎゅおーんと強い痛みが打った場所に現れてびっくりしたのだけど、今回はその痛みをちょっとマイルドにしたやつが、待機観察時間終了間際に現れて、以後、間歇的に襲ってくる感じ。接種30分後から寒気もするが、さすがにこれは気のせいだと思いたい。

これまでの副反応記録。

新型コロナワクチン3回目

3回目接種その後

ごろごろ

2021/07/22

SARS-CoV-2 IgG抗体定量検査受けてみた Part II

前回受けたのが、ワクチン初回2回接種完了後4週間の時点。

SARS-CoV-2 IgG抗体定量検査受けてみた

このときの中和抗体量(S抗体)は、BAU(国際標準単位(Binding Antibody Units, BAU/mL))換算で、1312 BAU/mLだった。

今回は、3回目(ファーストブースター)接種後8ヶ月ちょっと経過している。
ついでだからN抗体(新型コロナウイルスに実際に感染したときだけできる抗体。既感染歴がわかる)も一緒に調べてもらった。
検査試薬は富士レビオのものとのことなので、SARS-CoV-2 S-IgGとSARS-CoV-2 N-IgGと思われる。

N抗体は陰性(1.0 AU/mL未満)。感染したことはないらしい。やったね。
S抗体は、60.8 AU/mL≒729.6 BAU/mL[1]富士レビオの試薬のBAU換算係数は12.0らしいので。Performance analysis among multiple fully automated anti-SARS-CoV-2 antibody measurement reagents: A potential indicator for the … Continue reading

ブースター打っても、8ヶ月経つと、S抗体は初回接種後の半分くらいになっちゃうっぽい。というわけで、明日セカンドブースター打つのは意味があるね。[2] … Continue reading

References
1 富士レビオの試薬のBAU換算係数は12.0らしいので。Performance analysis among multiple fully automated anti-SARS-CoV-2 antibody measurement reagents: A potential indicator for the correlation of protection in the antibody titer
2 もっとも、上記の論文によれば、とある中和試験キットで84%阻害を示す抗体値が、感染後期~回復期の患者の中和抗体量を表すと考えて良さそうで、富士レビオの場合、それは19.3 AU/mL(図3の数値による。本文中の単位(AU/L)は誤記では)とのことだから、60.8 AU/mLあるわたしは、今でもある程度の防御効果は維持されてると考えてよいはず。