2021/10/23

 もう10月が終わりそう。なんて早いんだ。

 東京の新型コロナ新規陽性確認数は、7日間移動平均で34.3人にまで減った。これはすごい。
 街の人出を見るとそこそこ増えてはきていて[1]新型コロナウイルス 街の人出は? 全国18地点グラフ|NHK特設サイト|NHK、たとえば金曜夜の銀座の増加が著しく、10月8日は12300人を超え、10月15日は15000人程度で、8200人程度だった緊急事態宣言中と比べて1.5倍程度に増えている。そこまでではない場所でも、たとえば東京駅付近は増えている様子。
 それにもかかわらず、新規感染が減っているということは、ワクチン(とマスク手洗いの組み合わせ?)がめちゃくちゃ強力だということになりそう。
 水際対策と追跡検査隔離をしっかりやれば、ゼロコロナもさほど非現実的とまではいえなくなっているのではないか。清潔マジメ(従順?)な島国はやっぱ強い。

 Withコロナは厄介な変異株が出てくる危険性と常に隣り合わせだよ、ということについてはかねて懸念を示してきたところではあるけど、案の定というか、ここのところ感染拡大著しいイギリスでデルタ株に新しい変異が生まれているという報告や[2]デルタ株に新たな変異、イギリスの感染増に影響か 研究進む – BBCニュース、やはり感染拡大に歯止めがかかっていないロシアでも新しい変異株が出現したという報告が出てきている[3]ロシアで新たなコロナ変異株、デルタより感染力強い可能性
 今のところどちらの変異株もさほど脅威は高くなさそうではあるものの、増える=変異のチャンスなので、さらに感染性や毒性の高い変異株を産まないためにも、増やさないに越したことはないのは明らか。
 科学だけに基づくなら、基本的にはゼロコロナを目指すべきだと思うのだけど、経済のための多国間の交流を考えればそうもいかないのが難しいところ。また、Twitter等のSNSでは、そのあたりの根拠と判断の切り分けが難しいから、最近では、「ゼロコロナ」という単語を使った人は政治的にバカにしていい思想の持ち主だという目印のように機能しているようでもあり、なかなか水際対策強化等への舵を切るのは難しそうだ[4] … Continue reading

 それにしても、つい最近の知多半島のエキノコックス騒動のときには、寄生虫の生活環や生態、行政の取り組み、何より基本的な情報の時系列すら確認することなく、「地方行政が動いている気配が全くと言っていいほど感じられない」「犬を飼う文化が崩壊、野良猫は殺処分、川遊びは不可能、湧水の飲用や農業利用不可と地獄絵図になる」とまで煽る医師アカウントが出てきて、それに同調するアカウントも多数追随したが、その中に、新型コロナの検査隔離推進については否定的で、PCR検査拡大という単語を使おうものなら、秒で政治的にバカにする態度をとってきたアカウントがそれなりに多く含まれていたことは興味深い。彼らの中ではどうやって整合性をとっているのだろうか。

 今日の昼は焼きそば。
 今日の夜はぶりしゃぶ。

 腹筋ローラーは10回×3セット。

References
1 新型コロナウイルス 街の人出は? 全国18地点グラフ|NHK特設サイト|NHK
2 デルタ株に新たな変異、イギリスの感染増に影響か 研究進む – BBCニュース
3 ロシアで新たなコロナ変異株、デルタより感染力強い可能性
4 「ゼロエミッション」や「温室効果ガス排出量実質ゼロ」については「ゼロコロナ」に対するもののような揶揄が向けられないことから考えても、「ゼロコロナ」についてのみ、特にSNSでは、何らかの政治的立場に基づく敵味方の指標のように機能してしまっていることがわかる。