読んだものとか見たものとか

  • 青天を衝く

     藍の色も目に鮮やかな今年の大河、今日も楽しく見た。
     喜作と栄一の熱い勝負、栄一と千代ちゃんの爽やかな夫婦誕生も素敵だったが、徳川パートが圧巻だった。

     ・先週から思ってたけど、井伊直弼役に岸谷五朗さんをキャスティングするの天才では。
     ・堤真一さん演じる円四郎の、「よし、うちの子(殿)がついに覚醒したぞ」みたいな会心の笑みからの「と思ったら何言い出しちゃってんのこの子ォォォ」みたいな顔、すっごい思春期の子供の親っぽくて楽しい。草彅さん慶喜すばらしい。
     ・左遷された川路聖謨(平田満さん!)が雨の中、円四郎と会話するシーン。お堅いお武家様がガラッと町人言葉になるのたまらない、と悶えていたら、子供に「いろんな萌えポイントが散りばめられているのだね」と冷静にコメントされた。
     ・来週はもう桜田門外の変か。早い。

  • 2021/04/04

    ワートリ2期最終回

     遊真と王子のスコーピオン対決が熱かった。王子のトリガー構成、やっぱいい意味でおかしい。
     うっかり旋空孤月で反則負けイコさんの「やっても〜うた(ぺろ)」が可愛すぎた。遊真取ったときの「さっき見た」のかっこよさからの幅がすごい。つくづくずるいキャラだわ。
     今回のB級ランク戦は、解説組のゾエさん、当真さん、柚宇さんのトリオも好き。ゾエさんて、ちょいちょい王子に寄り添った解説をするよね、と思って確認したら高校で同じクラスなんだね。そろそろこのへんの情報もアップデートしたBBF続刊がほしいかもかも。
     アクションシーンがとにかく爽快だったし、各キャラクターの魅力も余すところなく描きつつ、ストーリーのテンポもよくて、1期よりさらに魅力がグレードアップした2期でした。3期も楽しみ!

    夢100イベント

     エイプリルフール特集の現代パロディイベント「内緒の恋はオフィスの中で」。
     報酬のティーガさんとウィルさん、月覚醒と太陽覚醒のそれぞれのバージョン完凸したので満足。追加チケットで周回を大幅に短縮できるようになったのは、忙しい大人には大変ありがたい。

     メインストーリーは、ファッション誌の「着回し1週間」的ファンタジーな設定で楽しかった。
     ダグラス部長の「クライアントと話しながら、チームの皆をまとめて……いい企画を作ってほしい」というご指示はずいぶん、その、ばくっとしているというか、心の広い仕事の任せ方ですね?? 諏訪部さんの声だから許されるやつでは。

     王子ストーリーも、それぞれのオリジナルの王子様のキャラに合っててよかった。
     ウィルさんの話は、コンプラ……懲戒……文春……、ウッ頭が、と別の意味でもドキドキ(はらはら)したけども。

     最近は社会的にもだいぶコンプラ意識が高まってきていて、恋愛ファンタジーの楽しみ方にも影響が出ていそうだ。
     相手の同意を得ないまま強引に……系のストーリーの需要がなくなることはないだろうけど、そういうのが苦手だったり、気になって話にのめり込めない読者に配慮したストーリーの人気は高まっていくだろうなと思う。
     実際、TL漫画(女性向けのえっちシーン多めの異性間恋愛ファンタジー)とかでも、女性が積極的に男性にアプローチしていったり、はっきりOKの意思を示したりするストーリーはだいぶ増えてきた印象がある。恋愛ドラマでも「いきなり唇を奪う」的なシーンは、最近のSNSではわりと拒否反応も見られるようになってきた[1] … Continue reading[2] … Continue reading
     男性がリードして女性は受け身、だけじゃないいろんな恋愛ファンタジーが楽しめるようになるといいですね。

    References
    1去年の火曜連ドラ『この恋あたためますか』で新谷が樹木にキスしたシーンは、Twitterでわりと批判されていた記憶がある。今のNHK朝の連続小説『おちょやん』で、とあるキスシーンは、実は事前の同意がなかったものだったと明かされたときも、Twitter等で批判されていた。(Twitterの反応。そしてはてなブックマークの反応
    2海外では既に、性的なシーンの撮影には専門のコーディネーターを起用する現場もあるらしい(性的なシーン、俳優が安心できる撮影のために。「NO」と言える環境を作る、専門コーディネーターの仕事 | ハフポスト)。
  • 2021/04/03

     シャーマンキング1話とましろのおと1話見た。

     ましろのおといいなあ。じょんがらポロポロ泣いてしまった。

  • ハウル

    今日の金ローはハウルだった。不思議だなあ、昔は許せないと思っていたことがぜんぶ(だいたい)許せるようになってる。

  • 「裏切り」の意味

     ハコヅメ・アンボックス最終話読んだ。
     誰の、誰に対する「裏切り」だったのか。うすうすそうではないかと思っていたけど、はっきり描かれると、胸をかきむしりたくなるほどつらい。ラストに救いがあってありがたかった。

     今週のモーニングは、ほかに『ワールド イズ ダンシング』『上京生活録イチジョウ』『紛争でしたら八田まで』などがおもしろかった。

     『ワールド イズ ダンシング』は先週始まったばかりの連載。まだ少年の世阿弥が主人公。ドラマ『俺の家の話』といい、室町キテるのでは。
     この残酷さは、菊池寛『藤十郎の恋』をちょっと思い出すが、あたりまえだけどそれだけでは終わらない。というかあたりまえだけどこれから始まるので楽しみ。

     『上京生活録』うっわマナカマナじゃん。めっちゃ食べたくなった……。最近ようやくランチビュッフェ再開したらしいから、今のうちかなあ。

     『紛争でしたら八田まで』Twitterでも大人気のナウル共和国に八田が。ゆるふわな印象があるけれど、きちんと理解して向き合わなくてはいけないことがたくさんある。

     ここに挙げていないものももちろんちゃんと読んでます。ようやく木曜日。明日一日がんばるぞ。

  • 今週のジャンプ

    ・虎杖君ほんとに「兄貴」キラーだよね
    ・マグちゃんたちとお花見したい! フルだんご! 「花を散らすか朔風よ」が雅で最高だった
    ・「お前は逃げながらそれをやればよい」「逃げながらなら何でもやれる!」「パルティアンショット!!」お守りにしたいくらい最高(逃げ若)
    ・いやルリちゃんすごくない?? あとさりげない「ロボコ君」呼び萌える。形にできるのはちょう大事だよ……
    ・「有元夢現詩集」なに(あとで調べて考えるね)。特殊警棒ジャコーンってのいつかやりたい

  • 『春だ!ドリフだ!みんなあつまれ全員集合!』

     見た(途中まで)。

     ドリフっ子だったから(ドリフ禁止の家じゃなかったし、というか親も好きだった)、全員集合も火曜の大爆笑も加トちゃんケンちゃんごきげんテレビもがっつり見ていた。なつかしかったし、志村さんの元気な姿にグッときた。
     ちなみにうちには全員集合DVDが全巻揃っていて、子供もしっかり昭和ネタをインプットしている。子供の友達にもけっこう通じるらしいので、同世代のご家庭もわりとご同様にドリフ教育が行き届いているところが多いのでは。

     今見ると、国語算数理科社会コントとかには、東京以外の地域に対する東京の人の想像力のなさ(特に沖縄に対するもの)を感じたりもする。昔は感じなかったということは、昔の私にも想像力が欠けていた(知ろうとしていなかった)ということなのだろう。

     もしもシリーズで、志村さんがお蕎麦屋さんをやるやつ、天井からぶら下げた帯みたいなのでぐいんぐいんアクションするのに憧れて、あれやりたいやりたいと騒いだの思い出した。バカな子供だったぜ。

  • 雨の日曜日

     って、先週の日曜日も雨だったな[1]雨の日曜日

     ここ数日で満開になった桜が風雨に叩かれて、散った花びらで道路が埋め尽くされていた。早々と満開に咲き誇ったかと思ったら、無情の風雨に散らされるとか、早逝の天才っぽさある。みたいに、どんなものにも人間臭さを見いだしてしまうのはよくない癖だな。
     というか、桜の人格(?)の主体が一本の木全体だとすれば、芽吹いて咲いて茂って枯れる、毎年の春夏秋冬の繰り返しごとにひとつの人生を見いだすのもおかしな話だ。

     昨日ジュンク堂で買った本3冊。
    ・『家は生態系―あなたは20万種の生き物と暮らしている』 ロブ・ダン (著), 今西康子 (翻訳)

     家の中のさまざまな場所に構築されている、主に微生物を主体とした生態系の話。給湯器(極限環境だ!)にひそむ細菌たちの話「自宅の熱水泉」とかわくわくする。

    ・『絶対に面白い化学入門 世界史は化学でできている』 左巻 健男 (著)

     Kindle版もあるけど、ちょいちょいめくって参照することが多そうなので紙で。

    ・『神谷美恵子 島の診療記録から (STANDARD BOOKS)』 神谷 美恵子 (著)

     「科学と文学、双方を横断する知性を持つ科学者・作家の珠玉の作品を集め、一作家を一冊で紹介します」というコンセプトの平凡社の随筆シリーズ。だいたいどの作家も別の本で持っているなという印象で、ちゃんと見たことがなかったのだけど、ずらっと特集されていたので手に取ってみたら、思いのほかしっくりと手になじむ本だった。愛着が持てそうなので、手元においておきたい一冊として選んだ。
     神谷美恵子さんの本は学生時代からずっと私のそばにある。
    ■ – 科学と生活のイーハトーヴ

    昨日はcafe pauseにも寄った。裏世界ピクニック人気で混んでいたらどうしよう、と心配だったが、タイミングよくすんなり入れた(帰りには待機大勢だったので、やっぱり人気上昇中なのかも)。

     お客さんたちはみんな、食事中は黙って&会話時はマスクを遵守していて安心できた。隣席の大学生カップルの一人(女子の方)が、どうやら私の大学の後輩っぽい感じで、ちょっと嬉しかった。

     今日はシン・エヴァンゲリオンの舞台挨拶があったとのこと。中継回の席が最寄りの劇場で取れそうだな、どうしようかな、と昨夜Macの前でとつおいつしていたのだけど、本当のファンの方が見た方がいいだろうと断念した。とうとう最後までエヴァに入れ込むことができなくて残念。言葉や概念を衒学的にもてあそぶような姿勢が作品に見え隠れすると、どうしても拒絶してしまう。こんなにも石田さんが好きなのに(しかも一番好きなのはアスカなのに)。

     ワートリ2期最終回[2]追記:最終回じゃなかった! まだ来週もう一回あった。ヒュースデビュー回ね。。すごいとこで終わりましたな。3期が10月だそうでうれしい、うれしい。
     千佳ちゃんの「ぴょん」ブラフ、動いてるとこが見られてとても幸せ。あと、ハウンド誘導する視線の動きとかぞくぞくする。私が王子だったら怖くていっそ当ててくれと思っちゃいそう(そんなことはビタイチ思わなそうな余裕の王子でよかったです)。
     イコにたんがもうどんどん理想のイコさんになっていく。はやくつづきみたいけど、くれぐれも #葦原先生の健康が第一 で。

     

    References
    1雨の日曜日
    2追記:最終回じゃなかった! まだ来週もう一回あった。ヒュースデビュー回ね。
  • 『蒸気と錬金』花田一三六

    待ち時間に読み終わった。

    好みのタイプの話だし、まだ明らかになっていない謎の設定もありそうなので、続編を書いてほしいなあ、とても。

    ポーシャに「もうひとり」加わった掛け合い込みの旅と冒険とか絶対楽しいはず。読みたい。

  • 最近買った漫画とか

     講談社のコミックス新刊をいくつか。

    ・ハコヅメ 16巻
    ・紛争でしたら八田まで 5巻
    ・スキップとローファー 5巻

     ハコヅメは今、めちゃくちゃつらい別章・アンボックスがモーニング本誌で連載中。
     16巻後半は、そのアンボックスの序章のような展開になっていく。「最後の昼餐」のラストシーンが、まんま最後の晩餐の構図なの、今読むとあまりの暗示の重さに胸がつぶれそう。
     ずっといろんな暗示や伏線がそこここに提示されてきてるけど、泰三子先生はいったいどれだけ周到にストーリーを組み上げているんだろうか。

     八田5巻は去年の大統領選でもホットだったアメリカ合衆国編。もともとマイノリティへの目線が非常にきめ細かい漫画だけど(そういうストーリーだけど)、アンティファ等の直近のヤバい話題もバンバン取り上げてて目が離せない。

     スキップとローファーは好きすぎて前も感想ブログを書いてた。
    『スキップとローファー』が好き、という話 – 科学と生活のイーハトーヴ
     5巻は、みつみとまこと、それぞれの恋模様にキュンキュンしてしまう。はー、もう、みんなかわいい……。
     「みんな いつ自分が当事者だって気づいたのかな? 自分が オシャレして恋する年ごろだって いつの間に受け入れてたのかな」っていうみつみの気持ちがわかりすぎた。
     昨日発売のアフタヌーン本誌では、ミカちゃんが! ついに! という展開なのでますます楽しみ。