読んだものとか見たものとか

  • 2021/05/22

     曇りときどき雨の土曜日。

     午前中は家事あれこれ。
     その後ちょっと昼寝したら、午後やる予定だったことをリアルに夢に見て、起きてからしばらく現実生活に支障が。鬼舞辻無惨に頭を垂れて蹲うシーンは予定になかったよなとか。

     午後もちょこまか用事を片付けて、ちょっとお出かけ。

     まず眼鏡を作った。
     去年末に近視用眼鏡を10数年ぶりに作ったのだけど(レーシックを受けているので、長らく不要だった)、若干老視が出てきている気がしたので。
     幸い、去年末から近視は進んでおらず(なんならちょっとよくなっているくらい)、老視もまだ全然強くないとのことで、軽い矯正で済みそう。かなり気に入ったフレームに出会えてよかった。
     
     子供の誕プレに図書カードを購入。あとBELTZのバスクチーズケーキ。

     帰宅したら、お友達のぶたやまかーちゃんの新刊が届いていた。

     毎日台所に立つ者として、これはなんとも心強い本。
     「そもそもなぜハードルを越えなくてはいけないのでしょう。ハードルって、越えるものではなく、倒すものでもいいんじゃない?」
     「作った手間や成果に対する反応を、食べる側に過剰に期待しては双方不幸なだけ。……(中略)……それよりも、今日も乗り越えられた! やったね! と自分をほめるようにしたほうが、気持ちよく一日を終えられる気がしませんか」
     などなど、名言たくさん。もちろん名レシピも。

     今日はわたしが食べたいごはんを好きなだけ作る日なので、甘鯛の塩焼きと、イカ大根と、水菜サラダと、無限大葉で、お魚定食。
     わたしのイカ大根はかーなーりおいしい(はず)。しかもヤリイカだしね。
     甘鯛は酒塩して冷蔵庫。あとは焼くだけ。

  • 2021/05/17 ①

     今日は湿気が多くてむしむしする一日。
     昨日もちょっと仕事したけど、それでもまだまだ忙しい。つらい。はたらけどはたらけどなお云々。

     はたらくといえば。

     一緒に「はたらく細胞」らじお | インターネットラジオステーション<音泉>

     第10回、石田さんゲスト回聞いた。「がーん」のシーンにそんな思いがあったとは。
     前野さんも石田さんもマスク装着したまま収録されているとおぼしき声だけど、くっきりはっきり聞き取れるのさすが。(Dr. STONEの氷月とかもそうか)
     一般細胞→がん細胞の件、わたしは放送当時からちゃんと気づいていたさ(えへんえへん)。


     
     『はたらく細胞』は、企業タイアップの方向性とか「善玉菌」推しとかはちょっと気になるものの、総じて非常に教育的な漫画&アニメだと思う。
     2018年のノーベル医学生理学賞(がんの免疫チェックポイント療法につながるCTLA-4とPD-1の発見)が、『はたらく細胞』のおかげでどれほどわかりやすくなったことか。
     ラジオは次回で最終回とのことで、ちょっとさびしいけど楽しみに聞きます。

     転生したらスライムだった件:石田彰がギィ・クリムゾンに テレビアニメ第2期の新PVも公開 – MANTANWEB(まんたんウェブ)
     こちらもとても楽しみ。どんなギィが聞けるかな。

  • 演劇集団Ring-Bong「みえないランドセル」

    コロナ禍、母の苦悩描く 目黒で創作劇上演 /東京 | 毎日新聞
    演劇集団Ring-Bong「みえないランドセル」開幕、“児童虐待”テーマにコロナ禍の人々描く(公演レポート / コメントあり) – ステージナタリー
    虐待を考える演劇の力 劇作家「解決への希望伝える」(1/3ページ) – 産経ニュース

     昨日の17:00からの回を見た。
     コロナ禍の中、人と人とのつながりからふとこぼれ落ちてしまったシングルマザー・遙。その苦悩と再生を描く。
     遙は壮絶な過去を持っていることが明らかになるのだが、どこか通じるところのある傷は、誰しも持っているのではないか。
     遙を再生に導く周りの人たちも、決して完璧な「ポリコレ」聖人などではない。Twitterに投稿したら炎上しそうな、悪気のない偏見だって持っている。とてもリアルだ。

     「なんかさ。『生き延びる』と『生きる』とさ。どっちが大切かみたいなことになってくるよね」という登場人物の言葉が印象的だった。
     『生き延びる』と『生きる』を天秤にかけて、どちらかを選べと強要されるような場面が、コロナ禍では頻繁に訪れ、それが分断をも生んでいる。
     しかし、『生き延びる』と『生きる』は両方とも、その根底に、完全でも完璧でもない人たちがつながりあい、手を差し伸べ合うことがあるような気がする。それが分断を埋める架け橋となるのではないか。なることを願う。

     このお話はコロナ禍の時代を舞台にしているので、登場人物たちの日常に、マスクや消毒などのしぐさが当たり前のように組み込まれている。
     自分が普段やっていることが、あらためて舞台の上で目の前に描き出される。自分の日常が非日常の中に取り出され、それを客席から見る。自分の体験はみんなの体験でもあるということが、圧倒的な説得力をもって迫ってくる。と同時に、自分が日常だと思っていたものを客観的に見て考えることもできる。演劇の力だと思う。
     
     アフタートークのゲストは、「すくすく子育て」等でもおなじみの大日向雅美先生。
     大日向先生が40年ほど前に、大学院に通いながら子育てをなさっていたとき、時間延長の相談でかけた電話で、保育園の園長先生に「ああ、育児放棄のお母さんね」と言われたというエピソードに胸が痛んだ。
     ただ、先生もおっしゃっていたように(そして先生をはじめとするたくさんの皆さんのたゆまぬ尽力により)、時代は変わってきているという実感は私にもある。
     今の子供達が大きくなるころまでにはもっと変えていきたい。
     

     

  • 金ロータイタニック後編

     見た。
     今さらだけど、これどうやって撮影したんだろう。撮影そのものがめちゃくちゃ命がけなのでは。
     子供がビビって「絶対タイタニック乗らない……」って言ってたのがおもしろかった。

     公開時に劇場で見て泣いたのが、おとぎばなしのシーンと最後の大階段の時計前のシーンだったけど、まったく同じシーンでグッとこみ上げるものがあった。
     そして、生き延びるんだと決めた後のローズの覚醒した眼がすごい。凍えそうな冬馬さんの息遣いに、気温が数十度下がったような気がした。

     吹替見たのはこれが初めて(のはず)だけど、わたしが石田さん大好きっていうのをおいといても最高じゃないです?

     石田さんといえば癖のあるキャラ、みたいな評価をしばしば見るし、それはもちろんそうだよねとも思うけど、石田さんが演じるキャラクターはどれも、そのキャラクターとしての芯が通っているのが最大の魅力だとわたしは思っていて、だからこそ、猗窩座みたいな強敵も、まっすぐなヒーローのジャック・ドーソンも、たまらなく惹かれてしまうのだろうな、と思いました(一息で)。あとアスランとか。我愛羅とか。桂とか。八雲とか。キリがないのでこのへんで。

  • 2021/05/08

     オナガがめっちゃギュイギュイ鳴いてる。
     ウグイスの声はもう聞こえなくなった。うまいこと繁殖に成功したんだろうか。

     『女の園の星』2巻読んだ。ますますパワーアップしてる。
     じわじわくるなー、くるなー、と思いながら笑うの我慢して読んでるうちに、笑いが突沸して止まらなくなる。今日のTwitterのトレンドに「女の園の星」「小林先生」が入っていたのもむべなるかな。
     1巻出たてのときからチェックしていたので、俺も鼻が高いよの気持ち(後方彼氏ヅラ)。

     『トマトイプーのリコピン』4巻読んだ。名作読切り「矢倉の囲い」が収録されてる!

     『おとなりに銀河』2巻、あまあま可愛い。好き。

     『ましろのおと』アニメ6話見た。たっぷり曲を聞かせるための脚本のまとめ方がめちゃくちゃうまい。春始まりのアニメの中でいちばん好きかも。

     『ダイの大冒険』31話見た。バランとダイの空中バトルアクションかっこよすぎる。ダイの一瞬の横顔とか、じっくり見たいシーンがたくさんあった。あとでもう一回コマ送りして見よう。

  • タイタニック前編(金曜ロードショー)見た

     冒頭、ジャックにカモられるコンビの名前がスヴェンとオラフだったなんて、すっかり忘れていた。すごくアレンデールに縁がありそう。

     なんて隙のない見事な作りの映画なんだ。劇場公開時もまったく長さを感じなかった記憶があるが、今回も「えっ、前編もう終わり?」というくらい、時間を忘れて見てしまった。

     石田彰さんのジャック、背負っているものが何もない、ただただ前だけを見て生きている若者のエネルギーに溢れていて、とても素敵だった。
     もちろん数々のメインキャストを務めていらっしゃるけれど、押しも押されもしない主役の石田さんはやっぱり華がある。

  • 2021/05/03

     昨日は、星組ロミオとジュリエットB日程千秋楽を無観客ライブ配信で見た。
     お客さんが入っていればここで拍手や笑い声が起きていただろうというシーンでも、客席が静かだったので寂しかった。しかし、キャストの皆さんの心はしっかりカメラの向こうのわたしたちに向いていて、息を呑むような熱演。
     最後、礼真琴さんの挨拶にもらい泣きしそうになってしまった。届けこの拍手、という思いでたくさん手を叩いた。

     昨日は、プロフェッショナル仕事の流儀の庵野秀明スペシャルも見た(75分版。録画していたもの)。
     あれだけの人と時間と技術を注ぎ込んだあれとかこれとかをすべて、私小説的パトスがブルドーザーのように蹂躙していって、「完成」したのがシン・エヴァだったのか。
     そして、ほんの一言、二言でわかる、宮崎駿さんの大きさ。

     今日は伊丹十三『お葬式』を見る予定。きわどいシーンがあるけど、子供ももう15歳になるのでいいでしょう。

     SFマガジン6月号「異常論文特集」これは買わねばなるまいと買ってきた。
     SQも買った。あの柄T、グッズ化されないかな。

     夜は餃子。これからタネ作ってがんばって包む(皮は市販)。

     連休ど真ん中の月曜日だというのに、今日の東京の新規陽性者は708人[1]東京都 新型コロナ 新たに708人感染確認 | 新型コロナ 国内感染者数 | NHKニュース
     発熱相談センターの相談件数も相変わらず減る気配がない。
     東京から外に出ている人もけっこう多いみたいなので[2]5連休初日 東京駅に帰省客 例年より少ないものの多く見られる | 新型コロナウイルス | NHKニュース、休み明け、東京以外の地域で感染爆発しそうで心配。

  • 同志がひとつの家に住むということ

     萩尾望都先生『一度きりの大泉の話』読んだ。

     身を切るような独白の悲しみと切なさに、何度も喉が詰まるような思いがした。
     竹宮惠子先生の『少年の名はジルベール』と併せて読むと、まるで高村光太郎・智恵子夫妻のようではないかと思った。

     芸術の同志がひとつ屋根の下に住むということはほんとうに難しい。
     わたしの両親はどちらも音楽家だが、ひとりはプロの演奏家で、ひとりは教師になった。
     その間に生まれたわたしが音楽の道に進んでみたいと言ったときには、家の中が修羅場になるからやめろと断念させられた。納得はしていないが、親の気持ちは非常によくわかる[1] … Continue reading

     芸術に限らず、同じ分野で同じ仕事をしている者どうしが同じ空間で暮らすことは非常に難しい。
      分野:同じ、仕事:別、居住空間:同じ
      分野:同じ、仕事:同じ、居住空間:別
      分野:別、仕事:同じ、居住空間:同じ
     みたいに、どこかの要素をずらして、ようやく平和に息ができるようになる、みたいなところがある。

     同じ/近い分野で同じ志を持つ他人どうしの共同生活が、どれだけ繊細で微妙なバランスの上に成り立っていることか。
     他人から見たらささいかもしれない場面の数々に、互いに譲れない決定的な選択肢の分岐があって、そこを過ぎるともうどうにも戻れなくなってしまう。
     あそこでああしていればよかったのに、などと言う資格のある人はこの世のどこにもいないだろう。

     萩尾望都先生と竹宮惠子先生のお二方とも大好きだ、というファンはたくさんいると思うし、わたしもそのひとりだけど、自分の気持ちがやるせないからといって、安易にお二方に仲直りをしてほしいなどと言っても、願ってもいけないと、それだけはわかる。

    References
    1うまくやっている芸術一家はもちろんたくさんある。しかし子供が育てるに値するかどうかの判断はどこも厳しいはずだ。わたしの場合、単にそこまでの能力がない、それができるように育てるほどの価値もないと見限られたのだと思う。そして、わたしがどう感じようがその判断は正しかった。
  • アカデミー賞

    『ノマドランド』が主演女優賞、監督賞、作品賞でオスカー。
    これは納得の結果[1]映画2つ – Going Pollyanna

    不思議な授賞式だった。
    「白すぎるオスカー」への抵抗を激しく示すように、白人以外の俳優・監督や作品への評価が際立った一方で、主演男優賞の発表(その場にすらいなかったサー・アンソニー・ホプキンスへの授与)の混乱はなんとも慌ただしく奇妙だった。
    これが、今のアメリカエンタメ界ならではの「バランス」の取り方なんだろうか。

  • 2021/04/18

     競馬まったく知らなかったけど、ウマ娘(金曜日にダウンロードしたばかり)を育てて一日遊んでしまった。

    バクシンバクシン!

     これ楽しいんじゃない?? と気づいたときにはリアル皐月賞が終わっていたという体たらく。自堕落。

     ダイ大、ラーハルト vs. ヒュンケル回かっこよかった。あれだけ長い回想を一気に引き込んで聞かせるのはやっぱり石田さんすごいなあ。
     すさまじい感情の揺れ動きからの、ヒュンケル反撃直前の渾身ハーケンディストール痺れた。来週も見なくては。
     OPのマカロニえんぴつ「生きるをする」が大好きで、今期もこのOPでとても嬉しい。

    くすぶるのは ちゃんと燃えたからだ

     明日からもお仕事がんばろう。重いけどどれも大切。しっかり書くぞ。

     今日は一斉排水管清掃があった。
     もう10年以上住んでる集合住宅は、広くてびっくりするほど安いけど、これまたびっくりするほど古い賃貸で、ちょいちょい(しばしば)(かなりあちこち)ガタが来てるなあと思っていたが、ついに高圧排水管洗浄が来てくれることになったのである。
     あちこち流れがよくなってとても快適。ありがたい。

     夜はまたしても塩豚ポトフ。キャベツが安くておいしいからね。しかたないね。
     ちなみに昨日の夜は、映画帰りで遅くなったので、水菜と豚ロース薄切りの鍋でささっと。