月別アーカイブ: 2021年7月

2021/07/18

 今日も暑かった。
 この炎天下、子供は学校の課題で丸木美術館へ。時節柄、締め切りは延長されたのだが、もう行ってしまいたいとのことで出かけていった。現地で友達と合流したらしい。引率なしでどこへでも行けるようになったなあ。

 ちょっといいジンジャーエールシロップを買ったので、自宅炭酸ライフが捗る。
 いい茶葉(緑茶、紅茶、中国茶)とソーダストリームがあれば、お酒がなくても幸せになれて安上がり。

2021/07/17

 結局、SARS-CoV-2というウイルスをどれくらい怖がったらいいのか、というある程度のコンセンサスが取れていないと、国を挙げてウイルスと戦うことは難しいのだろう。
 政府や国のリーダーがこのウイルスの危険性を高く見積もり、ウイルスと戦う必要性を強く発信しさえすればうまくいくかというと、そうも行かなそうなのが厄介なところ。
 とはいうものの、国の指導層が率先して楽観的な見通しを広報するのは、さすがにダメ寄りのダメなんじゃないかと思う。
 ジョンソン首相が「コロナとの共生」を大々的に打ち出して、規制の全面解除へ進み始めたイギリスでは、1日の感染者数がついに5万人を超えた。[1]イギリスの新規感染5万人超 デルタ株が若者中心に急拡大 – 毎日新聞
 そして日本では、安倍元首相と菅首相が「コロナに打ち勝った証」に拘ったオリンピック東京大会が開催されようとしており、連日の「安心・安全」の連呼の下、緊急事態宣言中にもかかわらず、感染の急拡大が続いている。[2] … Continue reading東京の今日の新規陽性確認数は1410人。検査陽性率は8.9%だ。

 感染者数が増えれば必ず死者数も増える。後遺症に苦しむ人も増える。
 たとえワクチンの接種が行われていても、相当数のウイルスの増殖を許している限り、さらに厄介な変異株を生み出すリスクを常に抱えていることになる。
 「コロナとの共生」「ウィズコロナ」を目指す取り組みは、あまりに多くの人の生命と健康を危険にさらすもので、科学的にも道義的にもまったく評価すべきところがない社会実験だ。
 他人が苦しみ、命を落とすことへの想像力と、ウイルスの進化についての知識が著しく欠けているのでない限り、到底出てこない発想のはずだ。

 緊急事態宣言の効果がほとんど見られておらず(IOCのバッハ会長が日本を飛び回っているのを見て、誰が自粛しようと思うだろうか)、ワクチン2回接種が済んでいる人の割合がまだようやく人口の2割という状況で、デルタ株が急速に拡大している日本。今回の感染拡大の波はどれほど高くなるか、想像もつかない。

References
1 イギリスの新規感染5万人超 デルタ株が若者中心に急拡大 – 毎日新聞
2 食品会社に勤めていたころ、安全あっての安心なのだから、絶対に「安全・安心」の順番で言えと教育されたものだが、何かにつけて感情優先の現政府は、安全は二の次で、「安心感」の醸成こそが政権維持のために重要だと考えているのだろう。「国民の不安、パッと消えます」というやつだ。

今期アニメその4&梅雨明け

 関東甲信・東北地方で梅雨が明けた。梅雨入りも遅く、今年の梅雨は短かった。[1]関東甲信地方・東北地方が梅雨明け 2021年梅雨情報 – ウェザーニュース
 昨日から日中の気温が30℃を超えるようになり、いよいよ夏到来という感じ。蝉も鳴き始めた。

 週末、事務所に工事が入るとのことで、自分のデスクまわりの片づけと書類整理のために出勤。
 そんなに物は置いていないこともあり、30分ほどで終わった。あとはひたすら通常の仕事。
 みんな片づけは早めに終えているのか(そうとはとても思えないデスクもあるが)、今日は出勤者少なめ。お中元配給ラッシュも終わり、おやつも乏しくてちょっとさびしい。

 引き続き今期アニメ各第1話の感想など。

 『白い砂のアクアトープ
 沖縄の水族館を舞台にしたオリジナルアニメ。現実とファンタジーが垣根なく融合した心地よい世界観で、とにかく映像が美しい。二人の女の子がどんな夢を追いかけていくのか楽しみ。

 『NIGHT HEAD 2041
 テレビドラマの方は知らないのだけど、それでも十分にわくわくできるおもしろさ。テンポよくてかっこいい。少しPSYCHO-PASSも思い出させる雰囲気だけど、こちらは超能力がテーマっぽい。
 近未来が舞台なので、まだ発行されていない渋沢栄一の新札が過去の紙幣扱いされてたのが、小ネタ的におもしろかった。
 キャストインタビュー[2]夏アニメ『ナイトヘッド』小野大輔・島﨑信長・櫻井孝宏・小野賢章 声優インタビュー | アニメイトタイムズでは、お兄ちゃん組のお二人(櫻井孝宏さんと小野大輔さん)がテレビドラマへの思い入れを熱く語っていらした。お二人とは同世代なのに見ていなかったのが残念。どこかで配信してないかな。

 お昼は、在宅組のために、鮭の西京漬け焼きと、ニラ玉オムレツを作って置いてきた。わたしは自席でコンビニおにぎりとサラダチキン。

東京1308人

 デルタ株の感染拡大スピードはすさまじく、今日の東京の新規陽性確認数は1308人。
 ここのところ、水曜日に発表される数がもっとも多い傾向が続いていたので、今日は1000人を下回るかと期待していたのだが、とんでもなかった。
 検査陽性率も7%を超えているので、まだまだ増加するだろう。

 正直言って家から出たくないのだが、明日は出勤。早く行って早く帰れるようにしたい。
 そしてゼルダの伝説スカイウォードソードHDをやるのだ(ダウンロード版を予約購入済み)。

 自宅PCのTRADOSを2021年版にアップグレードした。
 ふだん仕事で使う英語は分野も語彙も偏っているので、できるだけ翻訳の腕が鈍らないように、翻訳のトレーニングを続けたい。

 文藝秋季号をちびちび読んでいる。
 大前粟生さんの『窓子』が、切なくて痛くて怖くて、そして爽快で、とてもよかった。見事なシスターフッドの物語だった。

 昼は、ソーキそば、焼き餃子。
 夜は、とんかつ、キャベツとベーコンの味噌汁、きゅうりの糠漬け。

2021/07/14

 今日の東京の新規陽性確認数は1149人。
 予想されていた数ではあるけれど、またさらにこの感染症で苦しむ人たちが増えてしまっていることに胸が痛む。このくらいの感染者数は許容されるべきだなどと言える資格のある人はどこにもいないはずだ。

 スーパーで、ぴっかぴかぷっくぷくのイワシが大量に手に入ったので、生姜と一緒に甘辛さっぱり煮に。よく太った生のイワシの感触はちょっと色っぽい。
 あとは茹で枝豆と、ロメインレタスのサラダ。

 昼はKit Oisix(エビピラフとラタトゥイユ)。
 

2021/07/13

 事務仕事は大の苦手マンだったわたしも、さすがに年々、書類チェックの重要性が身にしみてくる。わたししかチェッカーがいない複雑な書類は、1日目に1回目のチェック、2日目に2回目のチェックをすることも(昨日の自分と今日の自分は別人理論に基づく)。チェックに時間が割ける程度のゆとりが持てる仕事量がいいなあ。

 夏休みに入った中3は、やりたいこと(個人的にずっと興味を持ってるテーマの研究だの手芸だの読書だのゲームだのおやつ作りだの)をやりつつ、たっぷり睡眠を取りつつ、6年間の学校生活で一番大変だというウワサの課題の数々に取り組んでいるもよう。
 部活もあるはずだが、毎日ではなさそう。
 普段、塾には行っていないのだが、今年は夏期講習に参加する予定。部活の重要な活動日とかぶる日があると気づいて、自分で受講タームの変更手続をしてきていた。どんどん手がかからなくなって頼もしい。

 今日の昼は、牛肉のすき焼き風、なすとズッキーニとアスパラのにんにく炒め。
 今日の夜はKit Oisix(麻婆豆腐)。

 昨日の昼は、ぶりの照り焼き、小松菜と油揚げの煮浸し。
 昨日の夜はKit Oisix(豚肉の生姜焼きとポテサラ)。

2021/07/11

 もうにちようびがおわってしまうよ。

 今日も暑くて、午後はすさまじい夕立と雷。雹が降ったところもあったらしい。
 安全な家の中でぬくぬくと涼みながら(?)読書に耽るの幸せ。文藝秋季号、遠野遥さんの芥川賞受賞第一作『教育』、読みごたえ十分でおもしろかった。
 雨の中、子供が『チ。』を買ってきて、とにかく読んで今タチドコロに読んでと言うので読み始めたら、これが人間と知性と信仰に真正面から取り組んだとんでもない名作で、第1集から第4集まで一気に読んでしまった。

 明日は月曜日。ジャンプの発売日であることを心の拠り所として頑張るか。
 先週のジャンプ、2ページたっぷり石田さんインタビューを切り抜いてとっておかないと。「かもしれない運転」の回、わたしも大好きなので嬉しい。

2021/07/10 ②

 午前中の用事終わって帰宅。あっつい。なんか海の匂いというか夏休みの匂いがする。

 もうちょっとしたらお昼にざるラーメン作って、午後の用事に進撃の予定。

 待ち時間に『ロンドン謎解き結婚相談所』読み終わった。
 心優しい良家の金髪未亡人・グウェンと、謎多き過去を持つやんちゃな高学歴ブルネット・アイリスのアラサー女子コンビが、第二次世界大戦直後のロンドンを舞台に大活躍。
 どんでん返しに次ぐどんでん返しと、二人のかけ合いが楽しくて、読み終わるのがほんとに名残惜しくてもったいなかった。またすぐ読み返してしまいそう。

2021/07/10

 土曜日。
 今日は午前中1つ、午後1つ、用事を片づけないといけない。

 昨日書き忘れていたので、昨日のごはん:
 昼はピーマンの肉詰め、豆腐とねぎの味噌汁;
 夜は豚肉と大根の薄氷煮、キャベツとベーコンの味噌汁。

4回目の緊急事態宣言

 が東京都に出ることになった。[1]新型コロナ: 東京都に4度目の緊急事態決定 「まん延防止」4府県延長: 日本経済新聞

 しかし、オリンピック東京大会は開催。首都圏では無観客とするとのことだが[2]五輪チケット 全体の95% 大会後に払い戻しへ 首都圏 無観客で | オリンピック・パラリンピック 大会運営 | NHKニュース、一般観客以外の世界各国の要人やいわゆる「五輪ファミリー」についてはわからない。

 昨日の菅首相の会見を見ていたが、[3]令和3年7月8日 新型コロナウイルス感染症に関する菅内閣総理大臣記者会見 | 令和3年 | 総理の演説・記者会見など | ニュース | 首相官邸ホームページ
「先手先手で予防的措置を講ずることとし、東京都に緊急事態宣言を今一度(ひとたび)、発出する判断をいたしました」
「東京から全国に飛び火をすることがないように、大変心苦しい判断でありましたけれども、今回、緊急事態宣言を発出させていただきました」
「安心・安全な大会を成功させ、未来を生きる子供たちに夢と希望を与える、歴史に残る大会を実現したいと思います」
「新型コロナの中での安心・安全な大会の実現、正に人類が困難に直面する中にあって、今だからこそ世界が一つになれる、力を合わせてこの難局を乗り越えている、こうしたことをやはり世界に発信するいい機会だというふうに思います」
などなど、聞けば聞くほど、それではなぜ敢えて今、東京でオリンピックを開催するのか、という疑問が湧き上がるばかりだった。

 予防的措置を講ずるならば、何よりもまずオリンピックを中止・延期すべきだ。東京から全国に飛び火をすることがないようにと言いながら、世界から東京に人を集め、また首都圏以外の会場では観客を入れて開催するというのは、どう考えても理屈がとおらない。

 未来を生きる子供たちに夢と希望を与えるというが、子供たちは度重なる緊急事態宣言で、部活や文化祭、運動会、修学旅行など、これまでにさまざまな一生に一度の機会を奪われている。日常的にも、給食の黙食やふれあいの制限など、さまざまな我慢を強いられている。これだけの悲しみと苦痛を子供たちに強いてきておいて、ふたたびオリンピックで感染拡大の機会を増やそうという。あまりといえばあまりではないか。

 わざわざ困難と危険が伴う状況下でオリンピックを開催するという「難局」を作り出しておいて、それを乗り越えるという勝手な目標を立てられても困る。避けられる難局は避けるべきだ。

 その上、西村担当相は、休業要請に従わない飲食店の情報を金融機関に提供するという非道な方針を打ち出し[4]新型コロナ: 休業要請拒否店の情報、金融機関に提供 経財相: 日本経済新聞、当然のことながら大批判を浴びた。[5]西村氏発言に金融機関困惑 飲食店への要請「無理ある」: 日本経済新聞
 当初は菅首相も、優先的地位の濫用にあたるのではとの質問に「西村再生相はそうした趣旨の発言は絶対しないと思っている」などと答え[6]西村再生相はそうした趣旨の発言は絶対しない=金融機関への飲食店情報提供で菅首相 | ロイター、西村大臣も撤回はしない姿勢を見せていたが[7]西村大臣「金融機関から働きかけて」発言、撤回せず 飲食店の酒類提供巡り 自民党幹部「誤解招く」と注意要請:東京新聞 TOKYO Web、結局は撤回に追い込まれた[8]官房長官「金融機関にお願いしない」 西村氏発言を撤回 [新型コロナウイルス]:朝日新聞デジタル
 恫喝と嘘とごまかしで強権的な政治をやってきた政権ならではの[9]「7月中の接種完了を」 高齢者ワクチンで総務省が太田市長に電話で念押し 政府の姿勢浮き彫りに|社会・話題|上毛新聞ニュース、あきれた混乱ぶりだ。本当にここは民主主義国家だろうか。

ワクチンについても、モデルナ製ワクチンが2021年上半期に4000万回分供給されると公表されていたところ、6月末までの供給は1370万回分に減ることを、河野大臣はゴールデンウィーク前には知っていたにもかかわらず、そのことを明言せず、モデルナ製ワクチンを使った職域接種や大規模接種を煽っていたことがわかった[10]河野大臣とモデルナ製ワクチン4000万回分 – 最終防衛ライン3
 当然、職域接種も自治体も大混乱に陥っている。
 選挙対策だかなんだか知らないが、人の命を守る手段を扱う政府が、これほど不誠実で非道徳的な対応を取ることは許しがたい。

 これまでもひどかったが、わたしたちは今、空前絶後のとんでもない悪政に巻き込まれている。