下北沢「劇」小劇場で。「古典粒選」第2回。
さん喬一門箱推しだけど、ちょっと(だいぶ)えこひいきしてるのが小んぶさん改めさん花師匠で、「らくだ」を通しでやってくださるというので飛んでった。
さんざん笑ったマクラが後々しっかり伏線になっててびっくりした。
初天神、「ねだらない」金坊と、その金ちゃんにお銭を恵んでもらいながら買い物するお父さんの組み合わせが楽しい。お父さんが金ちゃん大好きなのが伝わって、じんわりあったかくなる。
安兵衛狐、さん花さんの安兵衛狐好きなので嬉しかった。この後のらくだワールドへの導入っぽさもあるのかな。
お仲入りはさんでいよいよネタおろしのらくだ(通しとしては初めて、ということかな)。出囃子はカンカンノウ。たっぷり楽しかった。おっきい体と声の迫力と、生き生きとわかりやすい人物の演じ分けと、屑屋さんの性格が豹変していく繊細な表現がめちゃくちゃハマってるから当たりそう。いつも思うけど口跡がほんとうに気持ちいい。
これで年度末の激務を乗り切れそう。ありがとうございました。