さらに真夏日

 今日も東京は日中30℃を超えた。
 リモートワークのおともに、水出し緑茶がはかどる。
 (急須に茶葉と氷と冷たい水を入れてしばらく放置→いい感じの色になったらグラスに→急須に二番茶用の氷と水を入れて待機)

 今週はじっくり仕事ができてよかった。耳の調子も落ち着いている。人には人らしい仕事のペースというものがある。

 アトウッド読みながら新刊コミックスも並行して読んでいるけど、今週はなんといっても『進撃の巨人』最終巻。
 登場人物ひとりひとりの背に手を添えて、次の物語へ押し出すような(人によっては無限とも思われた悪夢の物語にピリオドを打つような)。
 その手つきは優しいとは言えないし、彼らがそれぞれ押し出される未来がキラキラ輝く夢のような世界ではないにしても、それでも最高の結末だったとわたしは思う。
 徹頭徹尾、人間と、人間が自由を求めて貫くことの何たるかを描いた漫画だった。

 その後にしていい話かどうか迷うところではあるけども、『女子高生の無駄づかい』9巻も読んだ。
 ファミレス回死ぬほど笑った。ビーノ先生、お子さんお誕生おめでとうございます。
 
 新型コロナワクチンの接種状況は、現在1日60万回くらい[1]新型コロナワクチンの接種状況(高齢者等) | 政府CIOポータル
 接種対象が生産年齢人口に広がれば、もう少しスピードアップするかもしれない。瞬間最大風速で1日100万もありそう。
 もっとも、今はワクチン接種が始まったばかりで勢いがあるが、いち早く受けようという意欲と知識と行動力のある人たちが受け終わった後がやや心配かも。
 
 継続してワクチン接種事業を進めていくためには、正確な現状分析と効果的なメッセージが不可欠だと思うが、我が国のリーダーであるところの菅首相にそれが可能かどうか。
 正確な1日あたりの接種回数ではなく、休日の報告遅れもまとめた差分で1日100万回を超えたと主張するような現状認識能力では、はなはだ不安。[2]首相「接種は大体100万回」 官房長官「未達」の見方:朝日新聞デジタル 「大体」にもほどがあるのでは。

 産経新聞を巻き込んでの1日100万回達成の主張は、どうやら昨日の党首討論に備えての布石(?)だったようだが、その討論の内容もやはり不安。
 【詳報】初の党首討論 菅首相、東京五輪「子どもたちに見てほしい」6分45秒とうとうと…:東京新聞 TOKYO Web

 よく言われる「私権制限」についての首相の考えもよくわからない。
 党首討論 主なやりとり 首相「対策は臆せずしっかり」(1/2ページ) – イザ!

首相「枝野氏から『ゼロコロナ』というのを何回か聞いたことがある。ゼロコロナ戦略というのは、無症状の人も含めて検査をして、感染者を徹底して探すことになるが、御党は(新型コロナ対策の)特別措置法の私権制限強化に非常に慎重な立場だった。国民に強制的に検査を受けてもらうのか。1回聞いてみたかった。オーストラリア、ニュージーランド、台湾を例に出すが、この3カ国は罰金や懲役などの強い私権制限を行っている。そうしたところと比較するのはいかがなものかと思う。東京大会は、感染対策、水際対策を徹底して安全安心なものにしなければならない」

 何についてどのような制限が必要と考えるのか、あるいは何についてどのような制限はすべきでないと考えているのか、さっぱりわからない。端的に言って支離滅裂ではないか。