暑い

なんとも暑い夏で、9月半ばを過ぎてもまだ予想最高気温が34℃とか。もはや35℃超えないだけでありがたいと思わなければいけないのかもしれない。ほんと?

先日の台風10号(サンサン)で、どうやらうちのベランダから階下に雨漏りしたらしく、今日からベランダ防水工事が入ることになった。
築30年を超える古い賃貸で、確かにベランダ床面や壁のあちこちがひび割れている。東日本大震災の後も特にメンテはなかったので、そういうタイミングなのかもしれない。

賃貸のいいところは、経年劣化で修繕が必要になった場合、大家さんの負担でぜんぶやってもらえるところだ。
うちの部屋は80平米超と広い上、事故物件かなと思うくらい破格の賃料で、14年以上快適に住まわせてもらった。
が、実は来年、引っ越しを予定している。

都内で家の購入はもう厳しいので、わたしがリモートワークメインにすることを前提に、少し遠くの新築マンションを契約した。もっと早く買っていればよかったのだが、昔、家買おうよと言ったときは、夫が渋っておじゃんになったのだった。
夫は大学教員で、研究者の常として勤務地が全国レベルで変わる可能性がある。今のポジションは任期なしだが、定年までこのままステップアップしないわけにもいかない。身軽な方がいいだろうというのが、これまで家を買わなかった理由のひとつだ。

しかし、首都圏を中心に不動産価格は上がる一方で、夫の次の職場のめどもなかなか立たない。夫の勤務地が遠方になるなら、わたしの仕事はどうするのか。加えて、子供も近いうちに家を出る可能性がある。
家族のあり方、家のあり方、それぞれの人生のあり方を見直す時期なのだが、夫はこういうことを考えたり決断したりするのがきわめて苦手と来ていて、なかなか話のらちがあかない。

面倒だしもうわたしが好きなところに家を買って、自分の人生の軸を決めちゃおう、買うなら体にガタが来る前に(団信に通りやすいうちに)やっちゃおうと判断して、物件巡りを始めたのが初夏。
まあいちおう君も見てみるかい? と相談会に連れて行ったところ、本命の物件を夫が予想外に気に入り、なら僕が買うわ、とトントン拍子に話が決まったのだった。

そんなこんなでこの夏は、来年に向けて家の片付けを進めている。いちばん進捗がいいのが子供で、無限の未来がある人はモチベーションが違うなと思ったことだった。

しかし、このまま不動産価格が上がり続ければ、若い家族はなかなか都内には住みづらくなるのではないか。受験戦争の過熱が叫ばれて久しいが、それもどこまで続くのだろう。
都内通勤が必要な職場も、住宅補助やリモートワーク環境を整備しないと、働き手を確保できなくなりそうだ。
華々しく東京の再開発が進むのはいいが、人を置き去りにしているのではないかと心配になる。

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