緩和

あちこちの中高で、文化祭後に新型コロナ感染者が激増しているという話を聞くと、接触増える→感染増える、が明確すぎてため息が出る。大人たちのコミュニティと比べて、かなり厳しく感染対策を行っているはずの学校でこれだ。

子供たちの活動制限は早く取り去ってやりたいし、大人だってそうだ。しかし、行動制限緩和は、有効な感染対策とセットでなければいけないはずだ。
今のところ、接触削減を除いて、もっとも有効な感染対策はワクチンだと思う。
しかし、10月14日時点で、3回目ワクチンの接種を終えたのは全人口の65.67%、4回目は29.31%とのこと[1]新型コロナワクチンの接種状況 | デジタル庁。最初の2回接種は77.13%(12歳~19歳でも75.1%)で、これでかなり有効に感染拡大を抑えられたことを考えると、ブースター接種率はいかにも低い。
ワクチン接種率が上がらないうちに緩和を急ぐのは早すぎるし、1回目、2回目のワクチンと同じくらいか、それ以上の熱量で、政府は接種を呼びかけるべきなのでは。

政府は、「(新型コロナが)この夏と同程度の感染力であれば新たな行動制限は行わない」との考えを示したが[2]コロナ・インフルエンザ同時流行でも「行動制限せず」 経財相、この夏のオミクロン株による感染第7波は、過去最多の感染者数と死者数を出した。少なくとも同程度の病苦と後遺症と死のリスクを受け入れろと言っているに等しいが、おそらく市民には伝わっていないだろう。

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